こんばんは。時文(@toki23_a)です。
いよいよ始まったTVアニメ『Re:ゼロから始める異世界生活(2期)』!
2期第1話、26話を鑑賞しました。
26話は、『リゼロ』1期25話から続く原作第三章の最終エピソード。
第三章は終わっていなかったのです。
では、TVアニメ『Re:ゼロから始める異世界生活(2期)』26話の感想レビューをどうぞ。
次話以降のネタバレは「なし」なので、ご安心を。
第三章 「再来の王都」
話数 | 各話レビュー | 原作巻数 | 原作レビュー |
第26話 | 本レビュー | 第9巻 |
※原作レビューは順次作成予定
Contents
今回のあらすじ
400年に渡って人々を苦しませてきた白鯨を討伐し、エミリア達を襲う計画を企てていた魔女教大罪司教 怠惰担当 ペテルギウス・ロマネコンティを相手に勝利を収めたスバル。
スバルが王都へ戻ると、先に戻っていた白鯨討伐隊が惨状に。
大罪司教”暴食”に襲撃され、クルシュは記憶を失い、レムは存在が消滅していた・・・
1期後半、12~25話で描かれた第三章は終わってなかった!?
白鯨討伐を果たし、憎っくき魔女教徒を殲滅し、エミリアとの関係も前へ進み、万事うまくいったと思っていた矢先・・・
エミリアの「レムって誰?」に端を発して、スバルと別れた後のレム達の様子が描かれる。
クルシュとレムは、スバル達がペテルギウスと対峙しているとき、別の魔女教大罪司教に襲われていたのだ。
新たに現れた大罪司教は二人。
そのうちの一人が”暴食”。
人の記憶や、存在を食べ、消してしまう・・・
クルシュは記憶を失い、レムは人々の記憶から消えてしまう「存在の消失」状態に。
スバルは「死に戻り」を試みるが・・・
では、順を追って見ていきましょう。
感想レビュー 第26話「それぞれの誓い」
数多くの死を繰り返し、本気で逃亡を考えたこともあった「白鯨・魔女教ループ」。
ようやく全ての敵を始末し、エミリアともわだかまりなく再会し、告白までしたスバル。
ここまで頑張ったことが報われた瞬間で終わった1期最終25話。
その直後から2期がスタートです!
平和か!
王都へ向かう竜車の中。
エミリアに気持ちを打ち明けたスバルは、レムのことを伝える。
冒頭のシーンは、『1期 新編集版』最終話のED後に流れた「新編集版のみの新シーン」。
まったく同じなので、新編集版を見てない人も問題はありません。
平和な感じ、少しギャグ調で始まる冒頭。
スバルは告白した直後だから、エミリアとの会話に少しは照れがあるのかと思ったが、そうでもない感じ。
スバル少し大人になった!?
逆にペトラが対抗意識を!(笑)
ペトラは、避難時にエミリアと一緒に竜車へ乗るとき、“認識阻害”ローブを着てたのに、スバルだと唯一気付いた鋭い女の子!
竜車で街道を逃げる時、魔女教徒に襲われ他の男子は怯え思わずスバルの名前をエミリアに話してしまったが、ペトラ一人冷静だった程のしっかり屋さん。
そんなペトラ。
エミリアとスバルが長い時間二人でいたので、何かあったと感づいてもおかしくない(苦笑)。
べーっ!
私、お姉ちゃんに絶対負けないから!by ペトラ『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ26話
はい、感づいてますね(笑)。
エミリアが真剣に対応しようとするのが、彼女の真面目さを表してます。
この辺は、これまで人付き合いが少ないエミリアだからこその反応ですね。
スバルがペトラに礼を言う流れから、他にも今回助けてもらった人を思い出し、最後にレムを思い出す流れは巧い。
レムは今回のループで、心身共に助けられた、正真正銘のスバルにとっての功労者。
レムを思い出したからには、レムの気持ちをエミリアに事前に伝えておかないといけないと思うのは、分からないでもないが・・・
そこまで自分で言う必要は・・・しかもこの場で言う必要はないのでは?と思っていたら、そういう展開が来ましたか!
レムって誰?
スバルはレムのことをエミリアに話す。
ところが、エミリアの反応は思いがけないものだった・・・
スバル。
レムって・・・誰のこと?
by エミリア『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ26話
白鯨の霧”消滅の霧”状態??
白鯨の霧にやられると、その人に関する記憶が消え、その人の存在すらなかったことに。
スバルは、ループの中で一度レムの存在を消されトラウマに。(17話)
“消滅の霧”については、認識された20話のレビューをどうぞ。
だけど、白鯨は確かに討伐し、討伐直後にレムは確実にいたのだ。
ただ、言われてみれば、レムと別れた後、レムに関する会話がなかった・・・
ラムが一番に心配してもおかしくないのに、ラムは再会したときもレムについて一言も発してない。
#いきなり襲ってきたからそれどころではなかったし・・・
#そんなやりとりはアニメで描かれてない”だけ”だと思ってた・・・
一体、レムに何が起きたのか!?
レム側に敵襲!?
時間は遡り、白鯨討伐後。
クルシュ率いる一団が、白鯨討伐の負傷者と白鯨の屍を王都へ運ぶ道中──
突如、敵襲が!
映画のワンシーンのような空からのカット。
白鯨討伐を遂げた満足げな兵士からレムへのカメラワークにグッと引き込まれる。
21話、スバル達と別れて、一足先に王都へ向かった部隊のその後が描かれる。
久しぶりのレムさん登場!!
でも、その結末が・・・
他に兵力はなかったのか。
ミミの弟ヘータローはどこへ行ったのだ?
21話で見送った時は、クルシュは単身白馬に乗り、ヘータローはレムと同じ竜車に。
26話では、クルシュはレムと同じ竜車、ヘータローの姿は見えず。
少し時間が経ち、別行動となったのか?
いずれにせよ、動ける者は魔女教徒掃討へ行き、こちらは負傷者が中心。
レムは満身創痍で、クルシュも激戦の後。
戦力的にも厳しい時に襲われてしまったのです・・・
レムは白鯨討伐でボロボロとなり体が思うように動かず、スバルと離れ先へ王都へ戻ることになりました。(21話)
新たな大罪司教!?
クルシュ達を襲撃したのは、新たな魔女教 大罪司教の二人。
なんと襲撃してきた相手はたった二人?
しかも、攻撃手法を見ると、竜車を襲ったのはそのうちの一人。
魔女教 大罪司教 “強欲”担当 レグルス・コルニアス
竜車を紙くずのように一瞬で破壊し吹き飛ばす!
物理的な攻撃をした様子はなく、遠隔攻撃か?
遠隔攻撃にしては攻撃力が高い。
クルシュはすぐさま射程を無視した”無形の剣”を放つが、一蹴・・・
レグルスの遠隔攻撃はクルシュの左腕を切断する・・・
続いて現れる、二人目の大罪司教。
なんだか、見た目からしてヤバそう・・・
魔女教 大罪司教 “暴食”担当 ライ・バテンカイトス
僕達のペットがやられたってんで、来てみれば、豊作だぁ。
曲がりなりにも400年好き勝手してきたアレを殺したんだから、さぞ熟れた食べ頃揃いって期待してたんだけどぉ。
想像以上だったーー!
by ライ『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ26話
白鯨は、やはり魔女教と関連していた。
スバルの読みは正しかったのだ。
この二人は、白鯨を討伐した連中がどんな奴らなのか興味本位で見に来た様子。
復讐という感じではない。
だけど、見るだけならともかく、問答無用で人の命を奪う輩。
やはり、こいつらも魔女教だ。
レムは、レグルスに攻撃される前に危険を察知し、クルシュを抱え竜車から飛び降りた。
クルシュの無形の剣も効かない。
その上、大罪司教は二人・・・
勝ち目はないと分かっていたのだろう。
だけど、負傷したクルシュを見捨てることはできない。
逃げる選択肢はあったかもしれない。
少なくとも無抵抗で堪える選択肢もあったかも。
だけど、レムにとっては魔女教徒は因縁の相手。
命乞いどころか、背を向けることすら、許せない。
少しでも戦力を削ぐ、少しでも時間を稼ぐ、少しでも足掻いてみせる。
スバルがそうしてきたように・・・
いずれあなた達を討ち滅ぼしてくれる英雄が現れます。
レムの愛するたった一人に英雄が。ロズワール・L・メイザース辺境伯、使用人筆頭・・・
今はただ一人の愛しい人、いずれ英雄となる我が最愛の人ナツキ・スバルの介添人、レム!
覚悟しろ!大罪司教!
レムの英雄が必ずやお前達を!裁きに!来る!by レム『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ26話
レムの攻撃は大罪司教へ一発も当たらない。
そこまで戦力差があるのか・・・
レムは暴食ライに記憶と存在を食べられる。
一瞬映った映像は、これまでに描かれてないカット。
成長したレムとスバルの姿。
そしてその周りには二人に似た子供達・・・
18話、スバルがレムに一緒に逃げようと言った時。
レムはその選択肢を選ぶことはなかったが、考えていた。
想像した記憶ということか・・・
夢や希望、想像や妄想、これらは人に経験や記憶があるからできること。
記憶を消されということは、夢すら消滅。
暴食は過去の記憶だけでなく、何もかも消してしまうのだ。
レムが見つかった!
スバルとエミリアが王都へ着くと、先に王都へ向かっていた白鯨討伐隊が悲惨な状況に。
横たわったクルシュを見つけ、泣くフェリス。
スバルは、レムを見つけるが、手の施しようのない状況。
スバルは自ら剣を手に取り「死に戻り」を実行する──
400年悩まされていた白鯨を討伐し、本来ならクルシュ邸は祝福の出向かいで大騒ぎだっただろう。
なのに、兵が運び込まれたクルシュ邸は、まるで負け戦の戦場のようだった。
スバルはレムを見つけるが、意識がない状態。
目覚めることはなく、治療師も手の施しようがないと言う。
スバルは傍らにある剣を取り、「死に戻り」を強制実行。
もう一度ペテルギウスと戦う事になるが、それでも構わない。
スバルはエミリアとレム、二人を救うために”何度でも死ぬ”覚悟だ。
お前達を救うためなら、俺は何度でも・・・
by スバル『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ26話
「死に戻り」では取り戻せない・・・
「死に戻り」で戻った時間は、エミリアと竜車で王都へ向かっている道中だった。
既に、レムが魔女教に襲われた後だった・・・
タイムリープ能力はチート級の能力。
何せ何度でもやり直せるのだから。
だけど、スバルの「死に戻り」は大きな弱点が一つ。
戻る時間を選べないこと。
目覚めないレムを助けるために、自ら「死に戻り」を実行したが、戻った時間はレムの存在が既に消された後だった。
こうなるとスバルの「死に戻り」はまるで役に立たない。
「死に戻り」ではレムを助ける事はできないのだ。
スバルは自分の無力を痛感する。
誰も持ってないスバル唯一無二の能力「死に戻り」。
逃げた時もあったが「死に戻り」により、これまであらゆる困難を乗り越えてきた。
「死に戻り」があれば、どんな困難でも打ち破れると思ってた。
過去を何度も変えてきた。
それが今回ばかりはどうしようもないのだ。
暴食ライの権能
パックからレムの存在を消した能力を教えられる。
パックは、これまでに魔女教徒と戦ってきたと言っていた。(18話)
白鯨のことを暴食と呼んでいた。
ならば何か知っているのでは?
暴食の権能はシンプルに言えば「食べる」って力だよ。
相手の名前を食べて周囲の記憶から奪い、相手の記憶を食べて当人の記憶を奪う。
両方を奪われれば、それはもう何者でもない抜け殻が残るだけだよね。
by パック『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ26話
なんだか、淡々と説明するパックが冷たいと感じたのは私だけ?
知っている内容を伝えるだけで、続いてエミリアのことをお願いという。
とりあえず分かったのは・・・
暴食に2回(2種類?)食べられると、レムのように抜け殻になってしまうという。
魔法の類なら、暴食ライを倒せば、元に戻るのでは?
ただ気になるのは、白鯨を倒したのに、白鯨によって存在を失われた人々の話が出てこないこと。
つまり、白鯨の霧”消滅の霧”で消された存在は、白鯨を討伐しても元には戻らないということではないか?
いや、白鯨の”消滅の霧”の能力は暴食ライから与えられた。
ポジティブに考えれば、暴食ライを倒せば、暴食ライに食べられた記憶だけでなく白鯨に食べられた記憶も戻るのではないか?
レムが戻ってくる可能性を信じて、ハッピーエンドな展開を待ちたい。
クルシュも!?
クルシュは無事だった。
が、クルシュは記憶を消されていた・・・
フェリスがクルシュに抱きつき泣いていたので、一瞬死んだのかと思ってました(汗)。
良かった!クルシュは生きていた!
が、クルシュは暴食ライに記憶を消されていた。
2度食べられてはいないので、レムのように抜け殻にはならなかった、と言った所。
王都ではこれまでにも、治療師でも復元不可能な記憶障害や原因不明の眠りから覚めない病気の報告が上がっていた。
これらも全て魔女教 大罪司教”暴食”の仕業だと決定的に。
なんとも苛立たしい状況。
許せない魔女教!
フェリスがクルシュを思う余り・・・
フェリスは、今回のことはエミリアのせいだといい、同盟を解消したいと言い出す──
騎士とは思えない短絡的な考え方。
昔のスバルを見ているようだ(苦笑)。
ただそれも致し方なしか。
クルシュを想うがあまり、守りたいが故に、やっかいごとからクルシュを遠ざけようとフェリスの優しさが先行する。
奴ら(魔女教)はエミリア様を、ハーフエルフを根絶やしにしようって執着している。
by フェリス『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ26話
魔女教の目的は、ペテルギウスとの会話から分かったように「魔女の器」を探すことを目的にハーフエルフに試練を課す。
本気で「魔女の器」を探しているのか、それを理由にしてハーフエルフを根絶やしにしようとしているのかは、現時点では不明。
ただ、事情を知らない外部から見ると、フェリスが言うように「ハーフエルフを根絶やし」することに執着しているように見えるのだ。
それと、フェリスは一点間違っている。
今回、新たな二人の大罪司教がクルシュ達を襲ったのは、白鯨討伐をしたから。
エミリアと同盟を組んだからでも、エミリアを狙っている中で襲われたのではない。
スバルがいたから白鯨討伐が早々に叶い、スバルがいなくても、いずれは白鯨討伐を誰かが為していたはず。
その時、同じようなことが発生したのだ。
むしろ、今回はレムが命を懸けてクルシュを守ったから、記憶を失えど、体は無事だったとも言える。
だが、それらのことは誰も知らない。
王都から救援が向かった時には、犠牲者と、クルシュのように記憶を失った人たちだけだったのだ・・・
クルシュに記憶はなくても信念は変わらない
クルシュは、フェリスのエミリアに対する非難を咎める。
同盟解消についても、安全な道ではなく困難な道を選択する。
何も知らないまま流されるのは、イヤなんです。
何かを選ぶなら、誰かの言いなりではなく、自分の意思で選びたい。
by クルシュ『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ26話
クルシュはこれまでの記憶を失っています。
性格も素に戻ったのか、不安と気遣いからか大人しく。
だけど、記憶を失っても、性格は変わっても、根底に流れるものは変わらない。
クルシュの心には、熱いモノが流れている。
王選候補にふさわしい信念を持っている。
クルシュの強い気持ちは後天的に養われた自信ではない。
彼女の生まれながら持っている己を信じる力なのだ。
その強い信念が、周囲を引きつけるのだ。
クルシュさん凄い!!
そして、クルシュはクルシュで、自分の事をそこまで思ってくれるフェリスに助けられていると思いますよ。
スバルもエミリアに助けられる
エミリアの記憶からレムの存在が消され、スバルと同じように悲しむことができない。
だけど、エミリアはスバルが大事に想う気持ちを尊重する。
覚えてなかったら、なんとかしたいと思っちゃいけない?
スバルがこんなに悲しい顔するくらい、大事に思ってる子なんでしょ。
それを、私も助けてあげたいって思うのがそんなに不思議?スバルが助けてくれたみたいに、今度は私もスバルを助けたい!
スバルが傷ついているなら、なんとかしてあげたい!by エミリア『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ26話
忘れてました!
エミリアは根っからの、お人好し!
困っている人を見たら、何があっても放っておけない。
スバルと出会った時からそうだった。
スバルが召喚された異世界で絶望しているとき、エミリアが助けてくれた。
エミリアが大切な徽章を探している最中だと分かり、異世界にもこんな優しい人がいるのかとスバルの心は救われた。
今回も、エミリアの言葉に救われる。
スバルの目に光が戻る──
エミリアで良かった・・・
by スバル『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ26話
スバルは誓う、眠るレムに誓う。
必ずおまえを取り戻すと。
必ず、レムを迎えに行くと。
第26話
「それぞれの誓い」
おわりに (アニメ『リゼロ』26話とは)
いよいよ始まった『リゼロ』2期!
初っ端から飛ばしてくれます!
レムの登場は21話以来。
久しぶりに見れたのはうれしいけど、悲しい結末(涙)。
白鯨”消滅の霧”にやられたときは、体すら残らなかった。
今回は王都でレムを見つけることができた。
正直、体さえ無事であれば、なんとかなると思ってた。
1期最終25話を見た時、魔女教との長い戦いにようやく決着が着き、エミリアと再会を果たし万事オッケーだと思ってた。
スバルの「死に戻り」はチート級。
困難な状況をひっくり返すだけでなく、無傷の完全勝利だって目指せる。
なのに、なのに、なのに・・・
ここまで支えてくれたレムを助ける事ができないとは・・・
21話の感動シーンは、レムとの約束は、言質は・・・
全て死亡フラグだったというのか・・・
酷い仕打ちを考えます長月先生は・・・(←恨み節だけど褒めてます)
レムの体が無事だったことに僅かな希望を持ちたい。
以上、TVアニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』26話の感想でした。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
27話のレビューも書いているので良かったご覧下さい。
ではでは。
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アニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』関連のレビューは他にも書いてます。
良かったらご覧下さい。