こんばんは。時文(@toki23_a)です。
TVアニメ『Re:ゼロから始める異世界生活(2期)』28話を鑑賞しました。
2期3話目。
前話(27話)から始まった第四章、今話は第四章2話目。
舞台は新たな場所へ!
新たな出来事、新情報、新キャラと盛り沢山!
では、TVアニメ『Re:ゼロから始める異世界生活(2期)』28話の感想レビューをどうぞ。
次話以降のネタバレは「なし」なので、ご安心を。
第四章 「永遠の契約」
話数 | 各話レビュー | 原作巻数 | 原作レビュー |
第27話 | 27話R | 第10巻 | |
第28話 | 本レビュー | ||
第29話 | 29話R | ||
第30話 | 30話R | ||
第31話 | 31話R | 第11巻 | |
第32話 | 32話R | ||
第33話 | 33話R | ||
第34話 | 34話R | ||
第35話 | 35話R | 第12巻 | |
第36話 | 36話R | ||
第37話 | 37話R | ||
第38話 | 38話R | 第13巻 |
※原作レビューは順次作成予定
Contents
今回のあらすじ
ロズワールが避難している聖域へ向かうエミリアとスバル。
聖域に近づくと、突如エミリアが気を失い、スバルは転移。
スバルの前に現れたのは強欲の魔女エキドナだった。
エキドナとの茶会を切り上げ、口外禁止の誓約と、土産を渡されたスバル。
ガーフィールに案内され、ロズワールとラムがいる村へ到着するも、聖域を出るには、試練をクリアしなくてはならないという。
スバルの前に突如現れた強欲の魔女エキドナ。
なんだか、ロズワール家と関係がありそうで、完全に悪い奴ではない?
それはさておき、ロズワールとラム、村人達が戻ってこなかったのは、ガーフィールに軟禁されていたから。
「墓所の試練」をクリアし聖域を結界から解放するまで、出られないという。
試練に挑戦できるのは亜人の混血。
ここで、エミリア様の出番というわけか。
では、順を追って見ていきましょう。
感想レビュー 第28話「待ちかねた再会」
魔女の茶会
スバルは、”強欲の魔女”エキドナに二人きりの茶会へ参加させられる。
ボクの名前はエキドナ。
“強欲の魔女”と、そう名乗った方が通りがいいかな。by エキドナ『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ28話
なんと、新たに現れた魔女は・・・ボクっ娘!?
直接的な恐怖はないが、掴み所がなく、返って怖い・・・
スバルは茶化すか啖呵を切るだけで、有益な情報は得ようとしないのは解せないが、それは今優先すべき目的は聖域と直前に倒れたエミリアのことだからか。
せめて、”レムの存在の取り戻し方”ぐらいは聞いて欲しかった。
魔女で、知識欲の権化という位なのだから、焚きつければ何か情報を得られただろうに・・・
まあ、今回の対価が口外禁止で済んだのは、大したことを聞かなかったからか。
誰も知らないことを聞いたなら、相応の対価を求められていたのかも。
加えて、茶会での記憶を失うなら、聞いても意味はないし・・・
魔女は1人ではなかった
エキドナはスバルに何を知りたいか質問する。
スバルが答えるより先にエキドナは語りだす。
7人の魔女の存在を──
“暴食の魔女” ダフネ
飢餓から世界を救うために、天命と異なる獣を産みだした。
“色欲の魔女” カーミラ
世界を愛で満たそうと、人あらざる者達に感情を与えた。
“憤怒の魔女” ミネルヴァ
争いに満ちた世界を嘆きながら、あらゆる人たちを殴り、癒やした。
“怠惰の魔女” セクメト
安らぎをもたらすために、大瀑布の彼方へ竜を追いやった。
“傲慢の魔女” テュフォン
幼さ故の無邪気と無慈悲で、咎人(とがびと)を裁き続けた。
“強欲の魔女” エキドナ
ありとあらゆる英知を求めて、死後の世界にすら未練を残した知識欲の権化。
“嫉妬の魔女” サテラ
それら全ての魔女を滅ぼし、自らの糧として、世界を敵に回した。
この異世界では魔女と言えば、”嫉妬の魔女”サテラ。
子供でも知っている常識だと教えられた。
ところが、それ以前に、7つの大罪に相当する魔女がいたのだ。
にしても、エキドナの紹介はおどろおどろしいが、それぞれの魔女の目的は決して恐れられるものばかりではない。
魔女とは全部が全部悪ではなく、世のため人のためにも、その力を使っていた?
強欲の魔女 エキドナも既に死んでいる
7人の魔女のうち、この時点で気になるのは最後の二人。
ありとあらゆる英知を求めて、死後の世界にすら未練を残した知識欲の権化”強欲の魔女”エキドナのことかい?
それとも──
それら全ての魔女を滅ぼし自らの糧として、世界を敵に回した、”嫉妬の魔女”。
あの忌むべき彼女のことかい?by エキドナ『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ28話
サテラは”全ての魔女を滅ぼした”。
エキドナは”死後の世界にすら未練を残した”。
エキドナは、サテラに滅ぼされ、既に死んでいる。
#ここを墓所と言い、自らを死者と言ってます
スバルとの問答は、互いの思念体と言った所か。
エキドナがサテラに滅ぼされたのなら、サテラの寵愛を受けているスバルに興味を持つのは当たり前。
それどころか、スバルを毛嫌いしても良いはず。
でも、スバルにそのことを尋ねないのは、エキドナはサテラを恨んでない?
いや、スバルがサテラのことを何も知らないと分かっているからか・・・
前話(27話)ラスト、エキドナは唐突に言い出した──
なるほど、それが君の欲の根幹か。
by エキドナ『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ28話
魔女因子については、感知できるのかもしれないが、”欲の根幹”は、心や頭の中を見なくては分からない。
エキドナはスバルの考えか記憶を見ることができる?
ただそれなら、茶会などして会話形式を取らなくても良いはず。
いや、このやりとりがスバルの思考と考えるべきか。
駆け引きしているわけではなく、本気であのように考えていたということ。
それよりも、考えや記憶を見ることができるのであれば、スバルが異世界から来たこと、そして「死に戻り」できることも見抜いたのではないか?
スバルもその辺のことを突っ込んで欲しかった。
怠惰の魔女因子
エキドナはお茶を飲ませて、スバルの体内にある”怠惰の魔女因子”に働きかけ、抵抗力を強くした。
前話(27話)、ベアトリスが言っていた。
大罪司教ペテルギウスを殺せば、その魔女因子が誰かに移る──
やはり、その相手は、スバルだったようだ。
ここ数日の間に、君は怠惰の魔女因子の持ち主を殺しただろ?
その死に際に魔女因子は新たなよりしろに君を選んだ。
by エキドナ『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ28話
怠惰の魔女因子をペテルギウスが持っていたということか。
魔女の権能を使えるのは、魔女因子を持っていたからか。
ん?
じゃあ、「死に戻り」が使えるスバルも、魔女因子を持っている?
嫉妬の魔女因子?
まだまだこの辺は謎ですね。
え、質問しないの!?
強欲の魔女に何も尋ねず、帰ろうとするスバルに、エキドナは落ち込む・・・
エキドナは恐ろしい魔女なはずなんだが、質問してもらえず落ち込む姿が少し可哀想・・・
エキドナは死者で墓所から動けない。
混血でない人は、遺跡には近づかない。
だから人相手に会話する機会もなかなかないのだろう。
やっとできた話相手に嬉々としている様子がかわいらしい。
なのに、そっけないスバル。
まあ、相手はなんと言っても魔女。
油断してはならないのだろうけど。
後半ロズワールが、エキドナは、メイザース家と代々交流があると言っていた。
もしかして、良い魔女なのか?と思ってしまう言動だ。
それとサテラが仇になるのなら、敵の敵は味方になる可能性はないのかな??
なんにせよ、気になる存在。
ガーフィールに気をつけろ!
スバルが遺跡を出ると、ガーフィールが襲いかかってきた。
ガーフィールは、スバル達を痛めつけ、聖域から追い出そうとする。
スバル達は結界を抜けて入ってきたのだから、資格があるということではないのか?
資格がないのに、たまたま入ってきたと勘違いをされたのか?
それとも、亜人の混血以外が入ってくるのを認めないのか──
ガーフィールはエミリアを見て、ようやく状況を把握する。
ロズワールの関係者だと。
ガーフィールは、聖域を守る立場なのか。
“ガーフィールに気をつけろ”ってそういうこと!?
クルシュとの同盟はロズワールの狙い通り?
聖域の中の村に到着したエミリアとスバル。
ようやくロズワールとラムと再会を果たした。
クルシュさんとの同盟はなったぜ。
これで俺を置き去りにした結果に満足かよ?by スバル『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ28話
エミリアはスバルを王都へ連れて行くことに反対だったが、助け船を出したのはロズワール。(12話)
詳しくは、12話レビューをどうぞ。
王都に置き去りにしたのは、エミリアの判断だと思ったが、ロズワールはスバルなら王都で何か事件を起こして、エミリアに見かぎられると思ったか(苦笑)。
振り返ると、ロズワールが不敵な笑みを浮かべたのは、スバルが玉座で啖呵を切ったとき。
この行為で、エミリアがスバルを見かぎると思ったのか。
スバルが王都へ行くのを推すだけでなく、玉座に留まらせたのもロズワールです。
詳しくは、13話レビューをどうぞ。
スバルを王都へ置き去りにするため”だけ”に、スバルを玉座へ残し、エミリアへの侮蔑を聞かせたとは思えない。
それは、あまりに趣味が悪く、頭も悪い。
王選候補や賢人会の前で、エミリア陣営が無礼を働けば、マイナス面の方が大きい。
スバルを王都へ置き去りにする理由など、他で作ればよい。
今一つ、スッキリしないですね・・・
聖域は「魔女の墓場」
ここはかつて、強欲の魔女と呼ばれた存在、魔女エキドナの最後の場所であり、私に取って聖域と呼ぶべき場所、です。
by ロズワール『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ28話
普通、聖域というと、侵してはならない神聖な場所。
ロズワールがここを聖域と呼ぶなら、メイザース家にとって、魔女エキドナが大切な方だったか、魔女エキドナとの争いが価値あるものだったのか・・・
ロズワールがエミリアの「強欲の魔女」を「エキドナ」に言い直させる様子から、魔女エキドナを特別視している様子。
エキドナのことを話しているロズワールを見る、ラムの目も気になります。
となると、不可解なのは、結界を解こうとしていること。
結界とは、魔女エキドナがつくったもの。
結界を解く、ということは、魔女エキドナの意に反するのではないのか?
そして、遺跡にいた魔女エキドナの存在も本当になくなってしまうのでは?
#ロズワールは試練を受けれないので、その存在を知らない?
ロズワールは本当にそれで良いのか?
魔女エキドナを特別視しているが、結界は関係ないのか!?
結界があるから”聖域”ではないのか??
まだまだ分からないことだらけのようです。
聖域から出ることができない!?
聖域は魔女エキドナの結界で守られており、手順を踏まなければ入れない。
そして、混血は、聖域へ一度入ると結界から外へ出ることができない。
ガーフィール達は、結界を解くようロズワールに要求していた。
それまでは、村人を解放しないという。
ガーフィールを含む、聖域に住んでいる亜人は混血。
ここに住んでいる者達は、聖域から出ることはできないでいた。
結界を解くには、墓所の試練をクリアしないとならない。
“聖域をよろしくお願いします“。
by フレデリカ『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ27話
前話(27話)、フレデリカが言っていたのは、そういう意味か。
ベアトリス曰く、フレデリカも半獣。
フレデリカが半獣、混血なら、聖域に入れば出てこれない。
つまり、フレデリカは聖域の場所は知っているが、聖域へは”入ったことはない”。
ガーフィールと近しい仲でも、ずっと会えないでいるということか。
ガーフィールに注意?
少し時系列を戻して、前話(27話)のフレデリカの忠告──
口外無用のクレマルディの聖域の場所と入り方。
そして、その聖域に行くにあたって、忘れてはならない名前、ガーフィールという人物にお気を付け下さい。
聖域に於いてエミリア様達が最も注意して接しなければならないのが、その人物ですわ。
by フレデリカ『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ27話
“最も注意して接しなくてはならないガーフィール”
なんだか想像していた人物とは全然違った。
単に気が短く手が早いだけ!?
ガーフィールが乗り越えなくてはならない試練に関する人だと思っていた。
反対に、聖域を開放して欲しいと願っている側だったとは。
ならば、フレデリカもガーフィールについてもっと教えてくれてもいいのに。
なんだか、優しいようで厳しい(苦笑)。
フレデリカも、聖域を解放して欲しいはずなのに、有益な情報は話さない。
それともガーフィールにはまだ他に何かあるのだろうか?
試練に挑戦したくてもできなさそうだったし。
この調子だと、気をつけなければいけないのは、魔女エキドナでは?
魔女エキドナのことは誰も知らない設定なのかな??
エミリアの村人を思う気持ち
人質に捕らえられていた村人達に、エミリアが試練に挑戦し助ける事を約束する。
エミリアの他人を想う気持ちは、誰にも負けない。
その気持ちが、村人達にも通じたのか──
エミリアはスバルと出会う以前から、お人好しで、困った人を見捨てられない。
だけど、その気持ちを相手に素直に伝えることができないでいた。
エミリアがスバルと出会った時、スバルを助けたのも自分の利益になるからと、変な理屈を付けていた。
そんなエミリアが、村人達が他の村人と一緒に過ごせるよう、素直に願い、そのことを伝えられるとは。
確かに成長、いや自分の気持ちに素直になったのかも・・・
聖域の試練 開始!
エミリアは皆の期待を背負い、聖域の試練に挑戦する。
ところが、エミリアが入ってすぐに遺跡の光は消え、スバルも続いて入っていく──
スバルに試練の資格があるのは、エキドナが持たせてくれたお土産。
君にこの聖域の試練に挑む資格を与えよう。
今はまだ分からなくても、その場所を知れば、その価値に気付ける。
そうなった時、君がボクにどんな感情を抱くか。
それはそれは、素敵な期待だね。by エキドナ『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ28話
エキドナが与えてくれた資格により、スバルはエミリアの後を追うことができた。
が、エキドナのことを思い出さないので、まだ”その場所”でも”その価値”でもないということか。
まずは、己の過去と向き合え──
by スバル?『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ28話
遺跡の奥の扉の向こうにはエミリアが倒れていた。
スバルが部屋へ足を踏み入れると、スバルも意識を失う──
そこは、スバルが異世界へ来る前の現実世界!?
最近の異世界ものはそうでもないが、普通は異世界へ飛ばされたら、現実世界へ戻ることが一つの目的に。
スバルは突然異世界へやってきたが、現実世界へ戻りたいという描写はこれまでなかった。
興味がないのか、楽しみがなかったのか・・・
そんな現実世界でのスバルを今さら振り返っても、という気もするが・・・
スバルは、それよりずっと大変な経験を、ループの中で体験しているのだから・・・
スバルにとって、現実世界は戻りたかった世界なのか、向き合わないといけない世界なのか──
長らく会えなかった両親は、待ち望んだ再会なのか──
それとも”待ちかねた再会”は、ロズワール、ラム、村人達のことなのか──
はたまた、魔女エキドナが、人と会うこと”待ちかねていた”のか──
今回も、興味が尽きない終わり方ですね。
1週間が待ち遠しい!
第28話
「待ちかねた再会」
おわりに (アニメ『リゼロ』28話とは)
ロズワールが避難していた聖域は、結界に守られていた。
ならば、魔女教から避難する時、なぜ全員が聖域へ逃げなかったのか不思議でした。
ハーフエルフのエミリアが聖域に入ってしまえば、出られなくなってしまうからか。
では逆に、なぜロズワールは聖域に避難したのか。
全員、王都へ避難すれば良かったのではないのか?
やはり、ロズワールはエミリアに聖域の試練を受けさせる考えだった?
ガーフィールが行動を起こすかどうか分からなかったから、二手に分かれた?
ロズワールが予定通りに戻って来れなければ、何かが起きている証拠。
その場合、エミリアを聖域に向かわせるようにフレデリカに頼んでいた・・・
第四章、聖域編は──
パーツパーツは『リゼロ』らしさはあるが、珍しく王道ファンタジー物”らしい”展開。
試練をクリアして聖域を解放しなければ帰れないミッション。
謎は多いが、目的は明確なのだ。
ただ、『リゼロ』だから、普通の展開で終わるはずがない!(苦笑)
きっとスバルにとって過酷な展開になるはず。
#見たくない気持ちでもあるが・・・
クリアするのだろうけど、簡単ではないのだろうな・・・
以上、TVアニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』28話の感想でした。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
29話のレビューも書いているので良かったご覧下さい。
ではでは。
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良かったらご覧下さい。