こんばんは。時文です。
『Re:ゼロから始める異世界生活』22話を再鑑賞。
2020年は2期も放送される『Re:ゼロから始める異世界生活』!
その前に1期が「新編集版」として1時間枠で1クール作品として放送。
話数表示は、2016年版で表記します。
では、TVアニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』22話の感想レビューをどうぞ。
次話以降のネタバレは「なし」なので、ご安心を。
第三章 「再来の王都」
2016年版 | 新編集版 | 各話感想 | 原作巻数 | 各話感想 |
第12話 | 7話 | 12話R | 第4巻 | |
第13話 | 13話R | |||
第14話 | 8話 | 14話R | 第5巻 | |
第15話 | 15話R | |||
第16話 | 9話 | 16話R | 第6巻 | |
第17話 | 17話R | |||
第18話 | 10話 | 18話R | ||
第19話 | 19話R | |||
第7巻 | ||||
第20話 | 11話 | 20話R | ||
第21話 | 21話R | |||
第22話 | 13話 | 22話R | ||
第8巻 | ||||
第23話 | 23話R | |||
第24話 | 14話 | 24話R | 第9巻 | |
第25話 | 25話R |
Contents
今回のあらすじ
白鯨討伐を成功させたスバルは、クルシュとアナスタシアの信頼を得、兵を借りる。
騎士ユリウスも合流。
スバル達は魔女教が潜むメイザース領、の森へ向かう。
犠牲は出たが、400年世界を脅かしていた白鯨討伐を果たしたスバル達。
スバルは信頼を得、クルシュの兵と、アナスタシアの傭兵団の一部の協力を取り付けた。
街道の封鎖を担当してた傭兵団の半分が合流。
その中には、騎士ユリウスの姿が・・・
胸中複雑なスバルだったが、白鯨討伐に感謝するユリウスに、王都での自身の非礼を詫びる。
スバルは魔女教に奇襲攻撃をかけ、見事ペテルギウスを打ち倒したのだが、上手く事が運びすぎると不安になっていた・・・
いよいよ、にっくきペテルギウスとの対決!!
あれ?これで終わり?!
では、順を追って見ていきましょう。
「新編集版」で追加された箇所については、見出しの頭に記号を記載したので目安にして下さい。
- 新編集):「新編集版」で新たに追加されたシーンに関する記述
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感想レビュー 第22話「怠惰一閃」
白鯨は魔女教が!?
残ってくれた兵たちに、次のターゲットである魔女教と作戦を説明する。
スバルにとっては、白鯨討伐は目的ではなかった。
白鯨討伐で同盟と信頼を得、魔女教を倒しエミリア達を救う戦力を得ることが目的だったのだ。
とは言え、白鯨討伐から魔女教へ、どうやって繋げるか疑問だった。
事は狂人の集団。
仕返し等を考慮すると、貸し借りで済むレベルの話ではない。
みんなのおかげで白鯨を倒すことができた。
けど、まだ終わりじゃない。上等かましてくれた魔女教に落とし前をつけさせなきゃならねえ。
そこまでして、やっと白鯨の討伐完了だ。by スバル『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ22話
なんとスバルは、白鯨は魔女教が”連れてきた”という陰謀説を唱えたのだ!
思い出したくもねえが、魔女教と出くわしたことがあってな。
そんとき、聞いたんだ。by スバル『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ22話
私には、そんなこと言ってたのを聞いた記憶はないが、思い当たるとすればパックとの会話。
霧が迫ってくる。
どうやらやっかいな奴が呼び寄せられたみたいだ。暴食・・・
ああ、今は白鯨なんて呼ばれ方か。
by パック『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ18話
クルシュも「白鯨は嫉妬の魔女が生み出した」と言っていた。
パック曰く、今回の白鯨は”呼び寄せられた”ようだ。
パックはスバルが呼んだと思っているが、スバルが呼んだわけではないので、消去法で魔女教というわけか。
それとも白鯨は魔女の臭いに引き寄せられるから?
魔女教が出現するところへ、結果的に付いてきてしまう?
ならば、ヴィルヘルムの言葉とも整合性が取れます。
確証と言えるほどではありませんが、白鯨の出現分布と魔女教の活動に符合する点が多く見られました。
by ヴィルヘルム『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ22話
魔女教が呼び寄せてるわけではなく、”魔女の臭いに引き寄せられる白鯨の習性”を利用しているだけなのかもしれません。
原作を読んで情報があれば追記します
白鯨討伐は、王国レベルの問題
白鯨討伐の立役者であるスバルに対し、ユリウスは謝意を示す。
こたびの白鯨討伐。
本来であれば王国騎士団が果たさねばならない宿願だった。by ユリウス『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ22話
やはり、白鯨は国が解決しなくてはならないレベルの厄介者だった。
これまで、そのことを誰も言わなかったのは、この国の人たちは自分達で物事を解決するのが当たり前だと思っているのか。
それとも、だからこそクルシュの元へ兵と金が集まったのか。
何もしてくれない王国に頼るよりも、クルシュのような領主の方が頼りになるということか。
そう考えると、クルシュが白鯨討伐作戦を水面下で準備していたのも分かるし、討伐隊に戦闘系の騎士が一人も参加してないのも理解できる。
アナスタシアも傭兵団「鉄の牙」を派遣したが、正しい家柄のユリウスは白鯨討伐へは参加させられなかった。
王国に気を遣っていたわけだ。
#フェリスはクルシュの騎士だから、クルシュの行動を優先?
そういえば、1ターン目では、クルシュもこんなことを言っていた──
ヴィルヘルムが私に仕えている経緯を、卿は聞き及んでいるのか?
by クルシュ『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ14話
ヴィルヘルムが白鯨討伐を生涯の目的とするならば、クルシュの元へいるのが一番なわけです。
ユリウスの感謝
礼を言わねばなるまいね。
各国が長年にわたって放置してきた災厄に終止符を打ったことに、感謝を。
by ユリウス『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ22話
なんだ、ユリウスめちゃめちゃいい奴じゃん!
王都でのことはスバルが悪いことは分かっていたが、ユリウスもあそこまで小バカにすることもないだろうと思ってた。
スバルが嫌っていたせいもあって、私もユリウスを悪い印象で見ていた。
キザで、高飛車で、横柄な奴だと思ってた。
このシーンでも、スバルのユリウスを嫌っている気持ちが全面に出ているが、ユリウスは礼儀をもって感謝を述べる。
その姿勢がスバルに通じたのか、スバルも素直に、王都でのことを謝罪する。
スバルも少しは大人になったか。
思い返せば、あの時、あそこまでピリピリしていたのは、なぜだったのか?(苦笑)。
騎士の力を得られるなんて、魔女教相手にこれほどありがたいことはない。
スバルも変なこだわりを見せずに、戦いの場では協力して欲しい。
後悔することのないように。
魔女教 遭遇
スバルは”一人”森の奥深くへ入り、魔女教徒を退け、自らペテルギウスの元へと向かう。
なんと、スバルは魔女教徒に対峙しても、命令で退けた!?
スバルが「魔女の寵愛」を受けているからか。
大罪司教なみの「魔女の寵愛」を受けているスバルを、魔女教徒は臭いで判別できるのか?
そうか、スバルの1ターン目、魔女教徒がスバルをスルーしたのは、仲間だと思ったから。
2ターン目で、スバルを捕らえたのは、(魔女教徒ではない)レムと一緒にいたからか。
3ターン目も、スバルは一人で、竜車に乗り戻ってきたので、魔女教徒は何もしなかったのだ。
つまり、スバル一人だと、魔女教徒は仲間だと思い違いをしてくれる。
そこをスバルは突いたわけです。
スバルが向かった場所は大罪司教ペテルギウスの所。
2ターン目で、スバルが魔女教徒に拉致され、レムが四肢を折られて惨殺された、あの洞窟・・・
普通なら、あの時の恨みがこみ上げてもおかしくないのに──
ペテルギウスと対話!?
スバルはペテルギウスと会話し時間を稼ぎ、その間に攻撃の準備を整える。
魔女教討伐作戦開始!
スバルは魔女の寵愛を受け、それは、魔女教徒にとって、敬う立場なのか。
大罪司教の一人、怠惰担当ペテルギウスにとっても・・・
一人向かうスバルに対し、ペテルギウスは礼儀正しく迎える。
外見と、態度と、言葉遣いは、相変わらずキモいですが・・・
スバルの行動が意外で驚いた。
あれほどペテルギウスと魔女教を恨んでいたスバルが、ペテルギウスを目の前にして、平常心なのが、まず驚き(苦笑)。
スバルも、今何をやるべきか、分かってきたということか。
それでも”あの”スバルが!憎きペテルギウスに笑顔を振りまくとは!!
作戦そのものにも驚き!
「こっちの動きが割れる前に叩きつぶす」作戦なのに「見つけて」と言わんばかりのスバルの行動に呆気に取られた。
「見つからないように」ではなく、奇襲作戦が見抜かれないように「気を引く」のが目的。
いわゆる、スバルは時間稼ぎ&注意を引きつけるオトリ役をやったわけです。
スバルのことをすっかり信じるペテルギウス。
そこまで「魔女の寵愛」は魔女教徒にとって崇められるものなのか?
すっかり、スバルのペースに踊らされたペテルギウス。
なんとも大胆な時間稼ぎは終了!
ミミとティビーの共振波攻撃で雑魚を生き埋めに。
指先たちは、地面を潜れる?消えることができるのだから、生き埋めは効かないのでは??
と思ったのですが、始末できたようです。
地上に潜る前に、攻撃したということでしょう(苦笑)。
ペテルギウス 紫電一閃!
指先を殺されたペテルギウスは逆上してスバルに襲いかかる・・・
“見えざる手”は、スバルには見えるので、真正面から来るだけなら避けるのは困難ではないようだ。
“見えざる手”が見えることに、これまた逆上するペテルギウス!
怒り心頭のペテルギウスは、ヴィルヘルムが紫電一閃!!
正に一刀両断!
って、え?え?
こんなに簡単に決着着いちゃうの??
と私は思ってました・・・そしてスバルも(苦笑)。
でも、王都最高の治癒術師(自称?)が、完全に死んでいると保証。
それでも、不安がるスバルに、ミミは遺体を吹き飛ばす(笑)。
決着着いたなら着いたでうれしいのですが、ちとあっけなさ過ぎる。
ここまで苦労させられたのだから、もう少し手強くないと困る、と視聴者の勝手なワガママを。
あと3話あるんだし(苦笑)。
ペテルギウス?
ユリウス達と合流したスバル。
あとは、残党を殲滅する簡単な仕事なはずだと思っていたが・・・
そこへ現れたのは”見えざる手”!!
ペテルギウスは死んだはず!
なのに、どうして見えざる手が!?
“見えざる手”を使ってたのは、ペテルギウスの指先。
でも、中身はペテルギウス?
ペテルギウスは他にコピーがいたのだ。
魔女教徒の中には、ペテルギウス以外に、やっかいな”見えざる手”を使う奴がいるということか。
あなたの身にまとう寵愛は、一介の信徒の比ではなく、大罪司教に匹敵するのデス。
by ペテルギウス?『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ22話
やはり「魔女の寵愛」の度合いによって、魔女教徒のランクが決まるようだ。
スバルは大罪司教級の「魔女の寵愛」。
だから、魔女教徒は、スバルに一定の敬意を払い、大罪司教ペテルギウスは同レベルなので気を遣う、ということか。
ここでの対処法は、ミミ&ティビーとヴィルヘルムの連係攻撃!
ミミ&ティビーの共振波で木を倒し、大きな水しぶきを上げる!
水しぶきのはね具合を観察して、”見えざる手”の動きを読む。
まあ、言うのは簡単ですが、それをやってのけるヴィルヘルムが凄い。
恐らく、事前にスバルがペテルギウスの見えざる手のことを教え、対策を立てていたのでしょう。
最初は「ミミ&ティビーはどこを狙ってるんだ」と思ってました(笑)。
ごめんね。
ヴィルヘルムの言葉
犠牲を出してしまい、スバルは悔やむ──
戦え。
後悔があろうと、悔恨に打たれようと戦え。
戦うのだと抗うのだと己にそう定めたのであれば、全身全霊で戦え。
一秒も一瞬も刹那も諦めず、見据えた勝利に貪欲に食らいつけ。まだ立てるのならば、まだ指が動くのならば、まあ牙が折れていないのならば、立て、戦え。
強くあれ!
by ヴィルヘルム『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ22話
「強くなれ」ではなくて「強くあれ!」というのがいいですね。
「強くなる」のはすぐにはできないし、相対的。
だけど、最後まで気持ちを強く持つ、諦めないことは、今だってできる。
白鯨討伐戦と並行して描かれた、ヴィルヘルムの過去を知っていると沁みる言葉。
ヴィルヘルムがテレシアを想い、剣に懸けてきた信念がにじみ出る。
スバルもレムに宣言したはず。
ゼロからヒーローになると誓ったのだ。
もともとスバルは諦め悪く、どこまでも足掻くのが強み。
目の前に敵がいると強いのだが、敵がいないとネガティブに考えるのがスバルの短所。
そこを傍らにいる老兵が支える。
なかなかに、スバルとヴィルヘルム、良いコンビになってきました。
やはり白鯨は魔女教が仕組んだ!?
スバルは手配してもらった竜車で、村人と屋敷の人々を逃がす作戦を実行する。
今ならまだ魔女教は、平原が、がら空きになっていることに気付いてない。
エミリアたちを竜車に乗せて、街道から堂々と逃がせるはずだ。
by スバル『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ22話
「平原が、がら空き」とは「”白鯨が討伐され”平原は安全」ということ。
逆読みすると、魔女教は村と屋敷を襲うにあたり、逃げられないよう白鯨を呼んだという筋立てか。
もしくは、1ターン目でスバルが迂回させられたように、街道に霧が出ると使えないという抑止になるのかも。
確かに、作戦としての理屈は通ります。
魔女教、一見狂っているように見えますが、計算高い?
本当に白鯨を呼び寄せたのは魔女教なのか?
そこまで用意周到ならば、この後も、まだ魔女教掃討は一筋縄ではいかない?
でも、これだけの手練れとメンツがいるのだから、大丈夫なのでは?
・・・と思ってたらラム!?
第22話
「怠惰一閃」
おわりに (アニメ『リゼロ』22話とは)
ユリウスと合流し、森へ向かったと思ったら、すぐさま作戦開始!
いきなり、スバルが一人で魔女教徒を退け、ペテルギウスに会い、楽しげに会話を始めるから驚いた。
19話のクルシュとの交渉から始まるシーンもそうだけど。
『リゼロ』は、準備シーンを見せずに、本番から始めるから面白い。
テンポがよくなるし、驚いて興味を引かれ、後から「そういうことね」とパチリパチリと理解できる感覚が心地よい。
あまりにあっけない、ペテルギウスとの決着。
スバルが疑うのも致し方なし(笑)。
だって、1期のラスボスなんだもの。
白鯨よりも手こずらないとおかしい(笑)。
実は本物は別でした!ってのも、あの強烈な印象からありえない。
さてさてどんな展開を見せてくれるのか。
ウザさには定評のあるスバルより、ずっとウザいペテルギウス!
このままでは終わらないデスよね?
以上、TVアニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』22話の感想でした。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
23話のレビューも書いているので良かったご覧下さい。
ではでは。
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良かったらご覧下さい。