こんばんは。時文(@toki23_a)です。
TVアニメ『Re:ゼロから始める異世界生活(2期)』36話を鑑賞しました。
2期11話目、第四章10話目。
やっとベアトリスの協力を得られるのかと思ったのに予想外の願いが・・・
そこへ割り込むのがはらわた狩り!
猛獣使いも姿を現し、エミリアはおかしくなり、ロズワールはいよいよ本性を!?
一体、どこまでスバルは追い詰められるのか・・・
では、TVアニメ『Re:ゼロから始める異世界生活(2期)』36話の感想レビューをどうぞ。
次話以降のネタバレは「なし」なので、ご安心を。
第四章 「永遠の契約」
話数 | 各話レビュー | 原作巻数 | 原作レビュー |
第27話 | 27話R | 第10巻 | |
第28話 | 28話R | ||
第29話 | 29話R | ||
第30話 | 30話R | ||
第31話 | 31話R | 第11巻 | |
第32話 | 32話R | ||
第33話 | 33話R | ||
第34話 | 34話R | ||
第35話 | 35話R | 第12巻 | |
第36話 | 本レビュー | ||
第37話 | 37話R | ||
第38話 | 38話R | 第13巻 |
※原作レビューは順次作成予定
Contents
今回のあらすじ
一足先にフレデリカ達を村へ避難させ、スバルは禁書庫にいるベアトリスを屋敷から連れ出そうとするが、ベアトリスの思惑は違った。
そこへエルザが現れ、スバル達は攻撃をかわし村へ向かうが、手前で魔獣使いメィリィと遭遇。
エルザにも追いつかれベアトリスが凶刃に倒れてしまう。
聖域へ転移されたスバルは、異常気象と変わり果てたエミリアを目の当たりにし、原因はロズワールだと睨み、ガーフィールと共にロズワールを問い詰めると・・・
前話(35話)、ロズワール邸で何が起きているのかを見極めるため屋敷へ向かったスバル。
フレデリカ達を先に村へ避難させたので、今話はベアトリスに対エルザ戦に協力してもらうかすぐにでも避難して、エルザの動きを観察するのかと思っていたら・・・
2nd周回と同様、会話の途中でエルザに襲撃されてしまう。
それどころか、村への避難も筒抜けで、攻撃が二手に分かれただけだった。
屋敷側の攻略はベアトリスが鍵だと思っていたので、今回の内容に期待していたのですが、ベアトリスの400年にも及ぶ深い想いは、スバルの思惑とは別の所へ。
後半も同様。
わずか半日、スバルが聖域を離れただけなのに、雪が降り、エミリアがおかしくなる・・・
だけど、そのことがキッカケでロズワールの魂胆の一端を知ることができた。
こちらが思い描く展開にはならないが、思いも寄らない新情報が提示される。
「今優先すべきはそこじゃない!」と思いながら「そゆこと!?」「どゆこと?!」と引き込まれる。
なんとももどかしいのですが、これが『リゼロ』ですね(笑)。
では、順を追って見ていきましょう。
KADOKAWAanime
感想レビュー 第36話「死の味」
無事に逃げおおせるのか・・・
スバルはフレデリカに、ペトラ、レム、パトラッシュを連れて村へ避難するよう頼む。
前話(35話)、スバルがロズワール邸に到着してから、どれだけ時間が経過したのか明示されてませんが、フレデリカ達はそれなりに素早く屋敷を発つことができた様子。
これで、今回こそ彼女たちが酷い目に合うことを避けられると思ったのですが・・・
ペトラはむしろ屋敷に残ったスバルを心配している感じ。
いい子です。
未来など書かれていない
スバルはベアトリスを連れ出すために、説得を始める。
魔書に頼るベアトリスから本を取り上げると、そこには何も書かれてなかった・・・
スバルはベアトリスの魔書を知ったのは2nd周回。
スバルが死に戻りしたので、ベアトリスの記憶からそのことは消えたはず。
この時点で、スバルが魔書を知っているのはベアトリスも不思議に思うはずですが・・・
まあ、省略されているのでしょう(苦笑)。
もしくは、魔女の茶会に2度招かれ「証し」を身につけたスバルを見て、説明しなくてもベアトリスは感じ取ったというところか。
・・・・・
ベアトリスが持っている魔書は、「叡智の書」に最も近しく、未来が示されている本。
#33話ロズワールの証言より
にも関わらず、スバルの「連れ出す」計画に気付いてない。
それでも、魔書にすがるベアトリス。
スバルは、ベアトリスには似つかわしくない儚げな姿に苛立ったのか、ベアトリスから魔書を奪い取り、中身を見る──
そこには何も書かれていなかった・・・
随分経つのよ。
その本が、ベティの未来を示さなくなって・・・もう何年も。by ベアトリス『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ36話
もう何年も前から魔書は未来を示してなかったのです。
#スバルが異世界に来たのは約2ヶ月前
ということは、ベアトリスのスバルに対しての行動は、魔書に書かれた通り動いていたのではなく、ベアトリスの意思だったのです。
第二章で、スバルが何度もベアトリスに助けられたのも。
そして、今回(4章)の2nd周回で、スバル”だけ”助けたのもベアトリスの判断だったのです。
ベアトリスはエキドナの契約精霊
ベアトリスは強欲の魔女エキドナと契約した精霊だった。
禁書庫で、知識の書庫の維持と管理が契約の内容。
知識をため込むのが何より好きな人だったのよ。
by ベアトリス『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ36話
遠い目をして懐かしむベアトリス。
スバルはこのセリフで、ベアトリスの契約相手は「知識欲の権化」強欲の魔女エキドナだと確信。
ベアトリスが禁書庫から出られないのは、書庫の維持と管理が契約だったから。
となると、エキドナは生前ロズワール邸へ住んでいたということか。
聖域は、不老不死を叶える為の実験場。
最後に言われたかしら。
「いずれ書庫に”その人”が現れる」
それを待つのがベティの役割。
by ベアトリス『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ36話
ロズワールから教えられた、マジックワード”その人”を、ベアトリス自ら発する!?
ロズワールから聞いていたベアトリス攻略の言葉──
- 「ロズワールは質問をしろと言っていた」
- 「自分がその人だ」
てっきり、このセリフを言うと、ベアトリスにスイッチが入ったように、何か変わると思ってました(苦笑)。
そんな単純な話ではありません。
大事なのは、ベアトリスの契約を終わらせ、次に何を与えるのか。
ベアトリスは、400年もの間、一人禁書庫で”その人”を待っていた。
書庫での生活を苦痛とは思ってないようだが、永遠に続くとなれば、終わりが欲しい。
消えたいと思うのも当然か。
消すために来たのではない!
ベアトリスは自分を縛りつける永遠の契約から解放されるために、スバルに殺して欲しいと願う。
死にたいだなんて、ふざけるな!
他の誰かの前で言わせても、俺の前で言うのだけは許さねえ!by スバル『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ36話
スバルは、異世界に来てから何度も死んでいる。
死の苦しみを知っている。
多くの死を見て、人の死の悲しみも知っている。
軽々しく「死にたい」と言われると憤るのも分かりますが、スバル以外には意味が分からない(苦笑)。
周囲から見たら、突然逆ギレしたようにしか見えない。
ベアトリスも「勝手な言い分」というのも当然の反応。
スバルこそ、ベアトリスの400年の想いを知らないのだから。
一番になるのが契約更新!?
ベアトリスはスバルに、自分を殺すことができないなら、エキドナとの契約を塗りつぶすほどの契約、一番にして欲しいと言う。
ベアトリスを禁書庫の契約から解放し自由にするには──
“その人”とは、ベアトリスを殺すか一番に愛する人の二択!?
ベアトリスはスバルが自分を一番にすることなどできないと分かっているから、自分を殺すよう懇願する。
それもベアトリスはスバルを選んだ様子。
どうして俺なんだ・・・
by スバル『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ36話
ベアトリスはなぜスバルを選んだか。
これまで憎まれ口を叩いて、汚いモノでも見るような扱いをしてきたのに・・・
ひとつは、ロズワールが変人だったせいか、ロズワール邸を部外者が訪れるのは少なかったから、そもそも対象がいなかった?
いわゆる、消去法ですかね(笑)。
もう一つは、スバルが唯一「扉渡り」を易々と破って、運命を感じた・・・?
ん?
ここまで来ると逆ですね。
ベアトリスはスバルのことを、(無意識だとしても)特別に思っていた。
だからスバルに「扉渡り」が破られていたのではないでしょうか?
聖域出発前、ベアトリスが”本気で”隠れると、スバルはベアトリスを見つけることができなかった。
逆も真なり。
無意識下でスバルに「扉渡り」を緩めにしていた、はたまた正解を匂わせていた・・・とか?
どうしてかしら・・・
分かったのよ、ベティがおまえに最後を預けるのは、きっと・・・
by ベアトリス『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ36話
ベアトリスがスバルを選んだ理由を言いかけた所で、邪魔者乱入!
一体、なんと言うつもりだったのか。
いつか聞ける日があるのでしょうか・・・
エルザの扉渡り破り
エルザが禁書庫へ!
屋敷中の扉を開けっ放しに、禁書庫への扉を見つけたのだ。
あなたの空間を隔てる魔法、扉を媒介にしているでしょ。
それが分かれば全ての扉を開けっ放しにしてしまえばいいだけ。by エルザ『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ36話
ベアトリスの扉渡りの理屈を知っていたエルザは、屋敷内の扉全てを開けっ放しにして、禁書庫への扉を見つけた。
スバルは”初めて知ったような”表情だったが、2nd周回のエルザ襲撃の時に開けっ放しになった扉を見て気付いたはず。
#内容については31話のレビューをどうぞ。
それともあのときは、開いた扉を見てエルザがレムを探していると思っただけか?
ベアトリスの陰属性魔法シャマクで、屋敷を脱出する。
2nd周回で同じくシャマクを使って、外へ逃げる二人。
前回は、暗闇の中からエルザに攻撃され、スバルはケガを負った。
今回のエルザが攻撃すらしてこなかったのは、スバルのシャマクと、ベアトリスのシャマクの質の違いか。
魔獣使いでも子供相手には手を上げない?
ベアトリスを抱え、村へ向かうスバル。
そこへ、魔獣使いメィリィが立ちふさがり、追いついたエルザがベアトリスを襲う。
ベアトリス強し!
エミリア&パックコンビでも手こずったエルザ相手に、攻撃を食らわせ粉々にする。
その後、魔獣使いメィリィに攻撃の手を向けるがスバルが止めに入る。
ここまできて、スバルは相手が子供だからと遠慮するのか・・・
第二章で、一度はレムを殺し、子供達を苦しめた魔獣使い。
今回もフレデリカとペトラと恐らくレムまで手に掛けたのに、子供の姿に気が引けるのか。
その甘さが隙を呼び、復活したエルザにベアトリスが刺されてしまう──
エルザはなぜ復活した?
ベアトリスの魔法攻撃を受け粉々になったエルザは、元通り復活し、ベアトリスを強襲する。
ベアトリスの攻撃で完全に粉々になったのに、復活したエルザ。
復活した手段は、第一章でもパックの魔法攻撃全弾命中から逃れた、コートに仕掛けた術式でしょう。
#詳しくは原作1巻レビューをどうぞ
復活前後を比べると、エルザのコートがなくなっています。
それでも、第一章と違って、今回はバラバラにまでなりました!
魔法を防ぐだけなら粉々になるまで偽装する必要はない。
#粉々になったので、スバルも攻撃が効いたと判断したのだと思います
敵を油断させるため、新機能が追加されたのか!?
エルザは何に苛立ったのか・・・
エルザに憤慨するスバルを、エルザは侮蔑する。
気に入らない目だわ。
by エルザ『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ36話
アニメ鑑賞時、スバルが反抗的な目をしていたので、エルザは「気に入らない」と言っているのだと思ってました。
アニメ放送とほぼ同時に公開されたミニアニメ(公開期間10/2まで)
今回の登場人物は、エルザとメィリィ。
名付けて『裏稼業姉妹暗躍日報』(苦笑)。
エルザがスバルの目の何が気に入らなかったのか語られてます。
あと、メィリィは魔獣に噛み殺させるだけでなく、自身でも噛み殺す!?
さらに、最後には雇い主のヒントまで・・・えっーー!?
KADOKAWAanime
聖域へ戻ると雪国であった
ベアトリスに聖域へ転移されたスバル。
前日とは違い、聖域には雪が降り積もっていた。
ベアトリスは最後までスバルを守り抜き、最後の力を振り絞ってスバルを聖域へ転移させる。
転移された時、気を失う等して時間が経過したのかと思いましたが、そうではなさそう。
わずか半日で、聖域の様子がすっかり変わっていたのです。
スバルはエキドナに状況を確認するために墓所へ。
墓所の奥にいたのはエミリアだった・・・
エミリアの様子が・・・
スバルが墓所へ行くと、奥にエミリアがいた。
エミリアはスバルの姿を見て安心する。
スバルがいなくなり不安になっていたのだと言う。
寂しかったよ、スバル。
だって私を置いていっちゃうんだもん。by エミリア『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ36話
エキドナに会うために墓所へ行ったスバルは、エミリアがいることに驚く。
更に、エミリアの様子を見て驚くことに・・・
スバルのケガを見ても何も言わないエミリア。
ケガを治そうともしないエミリア。
スバルがいなくて寂しかったと言うエミリア。
スバルに抱きつくエミリア。
スバルにずっと一緒にいて欲しいと言うエミリア。
スバルのことを「大好き」「他に何もいらない」と言うエミリア。
いつものエミリアとは、完全に違い、むしろ嫉妬の魔女のよう・・・
明らかに異常な精神状態のエミリア。
この後、ロズワールの追い込みでエミリアの精神が壊れてしまったことが判明するが、問題なのは時間。
スバルが聖域を発ったのは朝早く。
その後ロズワールが仕掛けたと言え、わずか半日でエミリアの心が壊れたのだ。
このことが意味することは、エミリアは、それ以前から情緒不安定だった、ということ。
パックが姿を見せなくなり、半獣だらけの聖域へ行き、見たくもない自分の過去を振り返させられる。
昨日の時点で、既に一杯一杯だったのではないか。
試練を失敗した直後、スバルが弱みを見せ立ち直ったように見えたが、実際はギリギリだったのではないか。
そこへ、今回のスバル不在。
そして、ロズワールの追い込み。
これらにより、エミリアの心が折れてしまったのではないでしょうか。
ガーフィールいたのね
墓所の外にはガーフィールがいた。
エミリアに雪を降らせるのを止めさせろと言うが、スバルは雪を降らせているのはロズワールだと言う。
ガーフィール生きてたのね(笑)。
雪の聖域になっていたので、前回のように既に全滅したのだと思ってました。
リューズ複製体が一緒にいるということは、”聖域の目”でスバルが墓所へ入るのを確認し、ガーフィールも駆けつけたと言った所か。
ガーフィールは、今朝スバルが聖域を出たことを知っているのに、聖域にいることは何も問わない。
違和感ありますが、ガーフィールの今の最重要事項は雪を止めること。
こんな時によくも!
by ガーフィール『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ36話
なのに、スバルがエミリアが自分の事を好きだとのろけ話をするから怒りに身を震わせる。
ガーフィールは墓所には入れない。
墓所には試練を受ける資格がある者しか入れない。
今の段階ではエミリアとスバル。
他の人を避け、スバルを待つエミリアにとっては絶好の隠れ家というわけか。
上手いな(笑)。
ロズワールはスバルの「死に戻り」を知っている!?
スバルとガーフィールは、雪の原因を探りにロズワールの元へ。
ガーフィールは雪を降らせているのはエミリアだと決めつけるが、スバルはそう考えてない。
スバルは、第三章の魔女教徒撃退を何度も繰り返し、雪を降らせたのは、パックだと知っている。
そのパックが今はいないのだから、今回は違う人間。
ここまでの魔法が使えるのは聖域には一人しかいない・・・
スバルが雪を降らせているのはロズワールだと問い詰めると──
スバル君、それは私から聞いたのかね。
by ロズワール『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ36話
スバルは返答に詰まるが、ロズワールはスバルが同じ時間をやりなおしているのを知っているということ。
ふむ。
そうか。
そーか、残念だ。by ロズワール『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ36話
ロズワールが残念がったのは、スバルがまだそこまで進んでない、辿り着けてないのが確認できたから。
今回の時間も正解ルートではないと確信し、なくなる?自分が死ぬ?それともどうでも良いと判断。
なくなる世界だからと、スバルと二人で会話をするために、ラムを犠牲にしてまでガーフィールを殺したのです。
「なくなる世界」だからと言って、誰かが嫌な顔、辛い思いをするのを見たくないスバルとは対極的なロズワール。
ラムに「約束は違えない。私は君にこの魂を捧ごう」と言ったのも死の覚悟をしたからでしょう。
スバルが死に無頓着に!?
ラムとガーフィールが殺されても激昂しないスバルにロズワールは驚く。
意外な反応だ。
私の知る君は、こんな場面では、向こう見ずに激昂する子だったが。
by ロズワール『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ36話
ベアトリスがエルザに刺されたときは激昂したが、ラムがやられても呆然とするスバル。
どちらかと言うと、死の連続で、心が疲れ切っている状態だと思いますが・・・
ロズワールの言葉を借りると、スバルは死を前にしてもやり直せば良いと、悲しまなくなっていると言う。
確かに、前話(35話)でもスバルのセリフに違和感はありました。
なんとか皆を無事に村に帰してあげないとな。
あんな思いは二度としたくない。by スバル『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ35話
「あんな思い」とは、大兎に村人が食べられた時のこと。
村人を二度と「あんな目に」合わせたくない、ではなく・・・
スバル自身が「あんな思い」はしたくない、と言っているのです。
てっきり、言い間違いだろうと思ってましたが、今回のロズワールとのやり取りで確信。
スバルは、今の世界での死はやり直せば取り戻せるから、いちいち重く受け取らなくなっているのです。
ロズワールは「死に戻り」を知らない?
スバルにこの世界をやり直しさせるために、ロズワールは暴力を振るう。
ロズワールは、スバルが時間を何度もやり直していることは魔書により知っていた。
だが「死ぬこと」で戻ることは知らないようだ。
だから、スバルが時間を戻ろうとするよう、痛めつける。
むしろ、死なれてしまってはマズい(戻れない)と思っているかも。
#第二章魔獣退治で最後の最後助けたのはそのためか。
これだけやっても、まだやり直しをしないのかい?
by ロズワール『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ36話
一見、スバルのやり直しを支援しているようにも見えますが、全く違います。
ロズワールは自分の目的の為、スバルにやり直しをさせているのです。
スバルがエミリアから離れらないように、エミリアを孤立させ心を壊したのです。
エミリアが好きで応援しているスバル。
自分の目的(竜を殺す?)のために、なんとしても王選を勝ち抜きたいロズワール。
そう考えていくと、魔女教徒とスバルを戦わせ、聖域にエミリアを呼び込み試練を受けさせようとしたのもロズワールの思惑だと見えてきます。
なんだか、エミリアとスバルを襲った危機は、全てロズワールが裏で仕組んだのではないかと疑ってしまいます・・・
ロズワールはやり直せない
死を覚悟しているロズワールは誰かを助ける気などなかった。
私は、君がやり直したとしても、やり直せない。
今の私はここで終わる。だが、それでいいんだよ。
君がやり直した先にいる私ではない私が、いつか目的を達するためなら、かまわない。
by ロズワール『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ36話
大兎に囲まれ、スバルは一時休戦し、村人やエミリアを助けようと提案するが、ロズワールは意に返さない。
この世界はなくなる、いや自分の目的が達成できない世界に興味がないという感じか。
ただ、ロズワールの自己中が単純ではないのが、目的を達成するのは(今いる)自分でなくても良いと考えている事。
ロズワールは自分の目的の為なら、他人がどうなっても気にしない。
それは、自分自身にも当てはまり、自分すらどうなっても良いと考えている。
誰かが・・・「誰か」と言っても、他の時間軸の自分が、目的を達成してくれれば良い。
まるで、復讐ができるなら、自分でなくても、他の誰かがやってくれさえすれば、自分の命も何も惜しくはない、と言った感じだろうか。
人間の考え方じゃない。
by スバル『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ36話
ロズワールの最後の言葉
いいかい、スバル君。
本当の本当に、君にとって大事なたった一つのもの。
それ以外の一切を手放し、ただただ大事な一つを守り抜くことだけを考えるんだ。そうすれば・・・君も、私みたいになれるさ。
by ロズワール『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ36話
この言葉の意味することは・・・
エルザの襲撃を防ぐには屋敷へ行かなくてはならないが、聖域から離れるとロズワールがエミリアを追い込む。
ロズワールは、屋敷を捨て、エミリアだけを守れと言っているのか?
エミリア以外の一切を諦めないと、この先エミリアを守ることができないと言っているのか?
そんな選択、スバルにできるはずもないし、やって欲しくない・・・
エミリアの元にたどり着くが・・・
スバルは、大兎の襲撃をくぐり抜け、エミリアのいる墓所までたどり着く。
だが、その身体は・・・
大兎は強い魔力に集まってくる。
ロズワールに集中している間に、スバルは逃げ切ったのか?
そして、大兎は試練を受ける資格がないから墓所には入れない?
墓所にいれば大兎からの襲撃は逃れられるということか。
スバルが戻ってきたのを見て、喜ぶエミリア。
だけど、スバルの体はあちこちを大兎に食いちぎられ息も絶え絶え。
そんなスバルを見ても、エミリアは平然と振る舞う・・・
エミリアさん、完全に壊れてます・・・
疲れ切ったスバルをエミリアは膝枕で迎える。
そして、スバルにキスをする──
スバルは異世界に来てレムやエミリアと二人で村へ行ったことが初デートだと言っていた。
おそらく、キスも初めてだろう。
スバルにとってのファーストキス。
大好きなエミリアとのファーストキス。
ファーストキスの味は・・・
第36話
「死の味」
死に戻リスト
どうやら5th周回の世界もなくなるのは濃厚ですが、「死に戻リスト」の更新は「死に戻り」し、セーブポイントへ戻った時が描かれたタイミングで修正します。
それにしても、とうとうこれで、第四章も、確定した時間よりも失った時間の方が長くなりますね。
救いは、スバルだけでなくエキドナの記憶にも残り、魔女の茶会の時間は消えないことでしょうか。
おわりに (アニメ『リゼロ』36話とは)
ベアトリスの願い、ロズワールの思惑が判明した今話。
ロズワールは、これまで知っていた以上に、スバル達を追い込んでいた張本人だと判明。
では、3rd周回の雪の聖域もロズワールの仕業か。
スバルが監禁され2日程度は探したが、ガーフィールが暴れ、スバルの行方が分からなくなったので、雪を降らせてエミリアを追い込んだと言った所か。
それとスバルが残した手紙も気になります。
#手紙と言えば第三章でもクルシュの信書が白紙になっていて犯人は不明
ロズワール以外に、エミリアを追い込みたい人がいるのか・・・
以上、TVアニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』36話の感想でした。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
37話のレビューも書いているので良かったご覧下さい。
ではでは。
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良かったらご覧下さい。