こんばんは。時文(@toki23_a)です。
TVアニメ『Re:ゼロから始める異世界生活(2期)』35話を鑑賞しました。
2期10話目、第四章9話目。
嫉妬の魔女サテラが出現!?
ガーフィールが数で対抗するも為す術なし。
スバルがこのとき得た情報は・・・
では、TVアニメ『Re:ゼロから始める異世界生活(2期)』35話の感想レビューをどうぞ。
次話以降のネタバレは「なし」なので、ご安心を。
第四章 「永遠の契約」
話数 | 各話レビュー | 原作巻数 | 原作レビュー |
第27話 | 27話R | 第10巻 | |
第28話 | 28話R | ||
第29話 | 29話R | ||
第30話 | 30話R | ||
第31話 | 31話R | 第11巻 | |
第32話 | 32話R | ||
第33話 | 33話R | ||
第34話 | 34話R | ||
第35話 | 本レビュー | 第12巻 | |
第36話 | 36話R | ||
第37話 | 37話R | ||
第38話 | 38話R | 第13巻 |
※原作レビューは順次作成予定
Contents
今回のあらすじ
突如現れた嫉妬の魔女サテラ。
ガーフィールはリューズの複製体を使い対抗するが、まるで歯が立たなかった・・・
「死に戻り」したスバルは、嫉妬の魔女へ取り込まれた時に見た記憶を頼りに、聖域の秘密を突き止め、リューズから過去のいきさつを教えてもらう。
翌朝、スバルが一人でロズワール邸へ向かおうとすると、ガーフィールが現れた。
前話(34話)、二度目の茶会から戻ったスバルが目にしたのは、一面を覆い尽くす黒い影。
その正体は、嫉妬の魔女サテラだった。
今話前半は、考えてみるとスバルが最短で死んだ周回。
スバルが魔女の茶会で過ごした時間が、実時間と同じなのかは分かりません。
が、聖域到着以降、死に戻りをして、その日の夜が明ける前に死んだのは初めて。
最短記録更新です(汗)。
時間は短かったが、得た情報は濃い。
エキドナたち魔女からの情報はもちろん、嫉妬の魔女に飲み込まれ一体化して見ることができた「他の人の記憶」。
スバルはそこで見た記憶がよほど気になったのか、死に戻った夜に行動し、聖域の秘密に辿り着きます。
聖域の秘密が、今後どう役に立つのか分かりません。
だけど、スバルがリューズたちに命令できる立場だと分かったのは朗報。
何度も死に戻り、茶会に2度招かれ、無駄にドナ茶を飲んだわけではありません(笑)。
対処すべき問題は山積み。
「聖域の解放」「エルザ」「魔獣使い」「ガーフィール」「大兎」
そして、嫉妬の魔女・・・
今話はまだまだ情報収集段階。
得た情報は、突破口に繋がると見えなくもないが、まだよく分からない。
情報過多で(ワザと)説明不足にしていると思われ、スバルの行動や展開も少し分かりづらい箇所が・・・
なんとなく、嫉妬の魔女サテラの抱擁から逃れ。
なんとなく、ガーフィールを説き伏せたように見えます。
嫉妬の魔女サテラの呪縛から脱出できたのは、エキドナのおかげ。
ガーフィールが怯んだのは、触れられたくない核心を突かれたから?
本文では、その辺にも触れたいと思います。
では、順を追って見ていきましょう。
KADOKAWAanime
感想レビュー 第35話「地獄なら知っている」
ガーフィールは誇り高き守護者
突如出現した嫉妬の魔女が向かうのは屋敷?
スバルの自分をオトリに使えという提案を遮り、ガーフィールはリューズの複製体と共に、嫉妬の魔女に向かって行く──
オトリに使えなんて言い出しやがったら、指1本かじり取るぞ!
ババァも、ラムも、他の連中も目の前で全員飲まれて。
その上、てめぇまでくれてやるなんて恥さらしができっか!by ガーフィール『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ35話
ここでのガーフィールは、あくまで聖域の守護者として、誰であろうと守ろうとしています。
たとえ、魔女の瘴気が漂うスバルであっても・・・
この点は、少し考察の余地がありそうです。(後述)
もう一つ気になるのが、「エミリアも飲み込まれたのか」と聞いた時、ガーフィールは何も答えませんでした。
ガーフィールは、否定もしないが肯定もしない。
スバルは肯定(エミリアも嫉妬の魔女に飲み込まれた)と解釈。
考えられる可能性は大きく二つ。
墓所から出てきたエミリアが魔女に乗っ取られた姿を見たか、既に乗っ取られたエミリアの姿をした魔女を見た場合。
ガーフィールは状況を飲み込めず、スバルに即答できなかった。
即答できなかったと言う事は、心の奥底では、エミリアと嫉妬の魔女は別人だと考えている証拠ですね。
ガーフィールがエミリアを信じているとまでは言えないでしょうが。
後は単に、スバルに「嫉妬の魔女=エミリア」と言うと面倒になりそうだから、というパターンもありそうです(苦笑)。
エミリアが飲み込まれた姿どころか、墓所から出てきた姿も見てない場合。
墓所の出入り口は一つ。
“スバルがエミリアの姿を見てないのなら、嫉妬の魔女に飲み込まれたのだろう”という意味での「肯定」ではないでしょうか。
ただ、ガーフィールの性格なら、スバルに「まだ墓所の中にいるんじゃねえのか?」と聞くでしょうね。
と言うことは、やはり
になるのでしょう・・・ここで出てきました、リューズの複製体!
OPで描かれていたので心の準備はできてましたが、同時にこれだけ揃うと圧巻!
だけど、全員意思はないようで、まるでロボットのよう・・・
戦い方も、ガーフィールの指示に従い自爆。
これでは使い捨ての道具のよう・・・
いや、まとめ役のリューズが取り込まれてしまっては、ガーフィールにとっては、残りはただのコピーなのでしょう。
なんとしても、嫉妬の魔女を早々に沈黙させ、これ以上の被害を出さないために手段を選んでられない。
ガーフィールの聖域の守護者としての誇りが示されたシーンです。
しかし、(恐らく)完全体ではない影とは言え、世界の半分を滅ぼした嫉妬の魔女サテラ。
ガーフィールが簡単につかまり、やられてしまったのは、恐らく「見えざる手」。
本気で僕を殺したいなら・・・
サテラの半分、千は影を伸ばしてみせろ。
by パック『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ18話
あの大精霊パックによると、サテラは同時に2000の「見えざる手」を出すことができた。
スバル視点で描かれているので「見えざる手」が描かれてますが、ガーフィールやリューズ複製体には見えてないかも。
攻撃が見えないなら尚更敵うはずもなし・・・
スバルが「待てっ」と止めたのもそのことを指摘したかったのかもしれないですね。
嫉妬の魔女は意思を持つ?
20体はいたリューズ複製体を犠牲にした戦法も嫉妬の魔女にはまるで効かず。
ガーフィールは串刺しにされ、スバル一人となってしまった。
スバルは嫉妬の魔女を挑発し、ついには飲み込まれてしまう。
前回のループでたっぷりと味わったガーフィールの強さ。
そのガーフィールが手も足も出ずに串刺しにされてしまう。
嫉妬の魔女の強さは本物。
スバル一人がどうこうして勝てる相手ではないのは明白。
怒りなのか、作戦があってなのか不明ですが、スバルは嫉妬の魔女を挑発する。
この状況でも次に繋がる何かを見つけ出そうとしているのか?
トドメを刺したのは「同じ魔女でもエキドナ達の方がまだ愛せる!」。
嫉妬の魔女の動きが変わる。
嫉妬の魔女は、あんな状態でも、言葉は理解している!?
スバルを取り込んでから
「愛してる」 「愛して」
「告白」から「懇願」へ変化したのです。
嫉妬の魔女・サテラ
スバルは嫉妬の魔女に取り込まれ、永遠に続くと思われる愛の告白地獄へ。
ガーフィールは殺されたが、ラムやオットー達は影に飲み込まれたと思われます。
だけど嫉妬の魔女の中で生きてはおらず、死んでしまったのか・・・
スバルは死ぬこともなく、影の中で、嫉妬の魔女の愛を受け続ける。
永遠に!?
スバルの場合は、死ねば時間を(死に)戻れる。
殺されず、何もできない状態で生かされるのが一番詰んでる状況・・・
スバルもマズいと感じたのか、もがいている内に、光り輝くモノを見つける。
それが、ペトラのハンカチ。
強欲の魔女エキドナに、込められた想いを対価として支払ったハンカチ──
エキドナの”干渉”
エキドナはこうなることを予想して、ペトラのハンカチに術を施していた!?
スバルは剣のようになったハンカチで自らを──
前話(34話)、誓約を書き換えるために、スバルがエキドナに支払った対価。
これ(ハンカチ)を贈った相手は、君を心から案じていたんだよ。
その思いはバカにできない。対価はその存在を確かめたことと、ちょっとした”かんしょう”かな。
by エキドナ『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ34話
「ちょっとした『かんしょう』・・・」
この時の「かんしょう」、私は「感傷」だと思ってました(苦笑)。
エキドナは記憶を見ることができる。
ハンカチに宿ったペトラの想いを”味わいたかった”のだろうと(苦笑)。
正しくは「干渉」だったのです。
前話(34話)茶会の後、嫉妬の魔女が出現。
スバルが嫉妬の魔女に取り込まれ、外に出ることも死ぬこともできない状態になることを、エキドナは予想していたのです!
だから、正気を取り戻すためのキッカケとなる術を、「死に戻り」するために自害できる道具になる術を、ハンカチに施していたのです。
脱出手段ではなく、自害する道具というのが”魔女らしい”。
スバルの「死に戻り」を知っているエキドナにしかできない仕込み!
スバルは嫉妬の魔女の告白無限地獄から助かると思いながらも、エキドナに対し事前に教えろよ、死ぬのが必須かよ、と──
あのクソ魔女!
by スバル『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ35話
と悪態をついたのです。
エキドナは、嫉妬の魔女が出現した時点で、この世界はあってはならない(=死に戻り確定)と判断したのでしょうね。
エキドナさん、スバルを最悪の状況から救ったのはお見事ですが、意地悪で悪趣味です(苦笑)。
スバルは嫉妬の魔女に何を見たのか・・・
死が迫る中、スバルは嫉妬の魔女のベールに手を伸ばす。
エミリアに似た顔は、涙を流していた。
スバルは彼女の涙をぬぐい、思わず口ずさむ──
「オレが必ず、お前を救ってみせる」
スバルは誰に向かって「救ってみせる」と言ったのか・・・
解釈が難しいですね。
私は、反サテラ親エミリアです。
#皆そうか(笑)
スバルは、中身が嫉妬の魔女であろうと、エミリアの顔をした女性が涙しているのを見てられなかった。
あるいは──
嫉妬の魔女は、エミリアの身体を依り代として使い、現実に姿を現した。
エミリアは、嫉妬の魔女に体を乗っ取られた。
スバルは嫉妬の魔女に対してではなく、体を奪われたエミリアに対して「オレが必ず、お前を救ってみせる」と言ったのではないでしょうか。
まあ、単純に、死に際だったので、意識が朦朧としてエミリアが涙していると思い自然に言葉が出たという線もありますが(笑)。
エミリアを見て震えるスバル
スバルは死に戻ってこれた。
今度は隣にエミリアもいる。
が、エミリアを見て、体に震えが・・・
先の嫉妬の魔女の記憶が甦るのか──
スバルは死に際、嫉妬の魔女のベールを取り、その顔を見た。
嫉妬の魔女の顔はエミリアに瓜二つ。
エミリアが嫉妬の魔女?そんなわけない・・・
エミリアは乗っ取られただけだ・・・
だとしても、気絶している目の前のエミリアが、乗っ取られてない保証は?
嫉妬の魔女にならない理由は?
影とは言え、一度その存在を見てしまい、取り込まれてしまったスバル。
目の前でリューズやガーフィールを一瞬で葬り去った相手。
スバルの身体に、その恐怖が植え込まれてしまったのです。
エミリアは困っている人を見過ごせない
エミリアが意識を取り戻すも、スバルは不安を隠せない。
エミリアの優しい言葉にスバルは大声で泣き出してしまう・・・
スバルが涙したのは、エミリアが無事なのを見て安堵したからか。
それとも、エミリアを疑った自分を恥じたのか・・・
しかし、それがエミリアを立ち直らせるとは、ケガの功名!?
エミリアは、困った人がいると放っておけない。
エミリアは自身の過去を振り返る試練で、完全に我を失いかけていた・・・
が、目の前でスバルが思い詰めた顔をして泣き出すと、自分の事は忘れ、スバルに寄り添う。
エミリアの困った人を何よりも最優先する性格が、試練の不安や精神的苦痛から意識を逸らせたのです。
展開が巧み!
そしてなにより、「すごーく残念」なスバルを支えることができたエミリアがなんだか嬉しそう(笑)。
久しぶりの明るいシーン、「エミリアたん」も聞けました!
このやり取りは「なかったこと」になって欲しくない・・・
探し物はなんですか?
スバルは嫉妬の魔女の影の中で見た記憶が気になり、聖域の重要拠点を見つけ出す。
そこには大きな魔水晶があり、中にはリューズとおぼしき人が入っていた──
現在のスバルには突破しなくてはならない障壁が多数。
「聖域の解放」「エルザ」「魔獣使い」「ガーフィール」「大兎」「嫉妬の魔女」・・・
聖域の最重要秘密な感じですが、”今”最優先で見つけなくてはならないのかよく分かりません。
試練に関係してくるのでしょうか。
それとも、リューズさんやガーフィールを攻略するのに必要な情報になってくるのでしょうか。
現に、リューズさんと複製体は、今回動いたことで命令できることが判明。
スバルが僅か半日程度で、聖域の秘密を暴いたことに、驚くリューズ。
協力を求めるスバルに、リューズは、「スバルの言葉には逆らえない」と言う──
僅か半日で、聖域の中枢を暴かれ、リューズさんはさぞ驚いたことでしょう。
「死に戻り」ならではの攻略法。
こういうシーンをもっと見たいのですけどねーー(苦笑)。
「『誰かの記憶』のおかげ」という言い訳は今後も使えるのでは?
「死に戻り」は他人に話せないので、消えた時間軸の情報を誰かの記憶を共有したと言って話せるのではないでしょうか。
あまり乱用すると気味悪がられ、魔女教徒と断定されたりするかもしれませんが・・・
・・・・・
ここでとうとう、リューズさんは一人ではなく、もう一人のエルフ(複製体)を連れ、スバルの前へ姿を現す。
聖域の目の一部にすぎんよ。
by リューズ・ビルマ『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ35話
33話、ガーフィールが言っていた「聖域の目」とはリューズの複製体のことだったのです。
#33話の内容は33話のレビューをどうぞ。
リューズの複製体が何人もいて、聖域を見張っていたのです。
スバルがこの魔水晶の場所を見つけ、すぐにリューズさんが駆けつけたのも「聖域の目」があったからですね。
マナでできているので、食事もいらず、もしかすると睡眠も必要なし!?
ならば、確かに見張りにはもってこいです。
伝達手段と、すぐに駆けつけた移動手段は謎ですが(笑)。
聖域はエキドナの実験場
リューズ・メイエルの複製体は、強欲の魔女エキドナが永遠に生き続けるための器として作られた。
が、器は強欲の魔女の全てを受け止めることなどできなかった・・・
実験は失敗に終わったのだ。
にも関わらず、施設は残り、今もリューズ・メイエルの複製体は作り続けられていた──
ワシら複製体の肉体は、術式で生みだした擬似的なオドを核としておる。
その核がマナを纏って実体化したのが、この体というわけじゃな。by リューズ・ビルマ『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ35話
オド:全ての生命が生まれながら持っている魔力の源。
マナ:魔力。
マナで実体化しているのは、パックと同じような仕組みか。
ただ、マナの供給もなく400年間実体化し続けられているのが凄い。
マナは大気中に満ちているので、空気で生きているような感じなのか。
それとも、強欲の魔女の魔力の力か、技術の力なのか・・・
魔女の死後も、施設だけは残り・・・
by リューズ・ビルマ『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ35話
エキドナはやはり死んでいるのです。
墓所にいるエキドナは魂のみと言った感じか。
スバルは「強欲の使徒」
リューズ・ビルマは400年前に作られた最初の複製体4体の内の一人。
強欲の魔女エキドナの一部を体に取り込んだスバルは「強欲の使徒」であり、複製体への指揮権を持っていると知らされる。
そして、ガーフィールも「強欲の使徒」だった。
リューズさんは最初の複製体の一人。
残り3体がどうなったのか気になりますね・・・
スー坊は、墓所で魔女から使徒としての証しを授けられておらんか?
by リューズ・ビルマ『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ35話
リューズさんは、エキドナは死んでいるといいながら、魔女から証しを授かっていないか尋ねます。
エキドナは死んでも、墓所で魂だけ生き続けている認識なのですね。
明日も同じ質問を?
リューズは、自身にビルマと名付けたのは個性だと説明。
そして、明日も同じ質問をして欲しいと頼む──
なあ、スー防や。
嫌でなければ、また同じ質問をワシにしてくれんか。また明日以降に。
by リューズ・ビルマ『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ35話
リューズさんは、最後に意味深なお願いを・・・
なぜ、同じ質問をして欲しいのか?
なぜ、明日以降なのか?
日が変わると記憶がリセットされる?
それとも、同じ質問をすることで、何か判明する?
無くなる世界でも、誰も傷ついて欲しくない・・・
夜更かししているエミリアを励まし、心配するオットーをはぐらかし。
スバルは一人でやることを決意する。
なんとか皆を無事に村に帰してあげないとな。
あんな思いは二度としたくない。by スバル『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ35話
前々回(3rd)の周回、大兎に食べられたと思われる村人達。
自分も体験したからこそ、村人をそんな目に合わしたくない。
村人だけでなく、オットー達もできるだけ巻き込みたくない。
今回は、屋敷で一体何が起きるのか情報収集。
だから、スバル一人で充分と言うことか。
夜明け前、スバルは一人、ロズワール邸へ向かう。
目的はロズワール邸の攻略、屋敷で何が起きるのかを見極める。
何度でも試す。
それが俺だけの価値なんだから。by スバル『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ35話
これまでもスバルは「死に戻り」で何度も時間をやり直してきました。
が、いつか”本当に死んでしまうのではないか”という不安があり、乱用は避けていた。
二度目の茶会で、エキドナの推測ではあるが、嫉妬の魔女の目的から察するに「死に戻り」に回数制限はない。(34話)
ならば「何度でも試す」。
これがスバルの覚悟。
「死に戻り」能力を使い倒して、運命を切り開くと決意しているのです!
ここでガーフィール登場!
ロズワール邸へ向かうスバルの前にガーフィールが立ちふさがる。
「魔女臭え」テメェは、悪だくみのために出ていくってとこじゃねえのか、おい。
by ガーフィール『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ35話
体臭は否定しねえが、なんで”今”なんだ。
昨日は何も言わなかったよな。都合の悪いことを聞かれた、顔にそう書いてあるぜガーフィール。
by スバル『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ35話
スバルの魔女の瘴気は、死に戻りをしてきた直後、墓所を出たときに既に強かったはず。
にもかかわらず、昨夜のガーフィールは、むしろスバルを笑って迎え入れた。
いや、今回だけではない。
前周回、嫉妬の魔女が出現したとき、ガーフィールはスバルを命がけで必死に守った。
単独で見ると、嫉妬の魔女に狙われるスバルが魔女教徒ではないことが分かったので、助けたのかもしれません。
が、2回続くと、それだけでは片付けられない。
ガーフィールは、魔女の瘴気を、嗅ぎ取れないのではないでしょうか?
魔女の瘴気を嗅ぎ取り、ガーフィールに伝えている別の人がいるのでは?
それが、ガーフィールが隠している秘密か・・・
リューズ(・ビルマ)さんではないでしょう。
リューズさんは昨夜スバルとそれなりの時間一緒にいて、そんな反応を示しませんでした。
これまで出てきた登場人物であるなら、怪しいのは複製体。
中でも、話す事ができる複製体。
32話「ユージン」で、スバルがガーフィールに案内され、森の中で待っていた複製体。
同じ顔で、リューズさんその人であるような会話をしていましたが、名乗った名はリューズ・ビルマではなく・・・
詳しくは32話のレビューをどうぞ。
ガーフィールがスバルから手を離したとき──違和感を感じました。
スバルは単に笑っただけなのか、ガーフィールに何か言ったのを”演出で隠した”のか、分かりません。
もし何か言ったとすれば、スバルはガーフィールに鎌を掛けたのではないでしょうか。
ガーフィールに殺されることをいとわず、痛いところを突いた。
だから──
てめぇ、俺様を試しやがったのか。狂ってやがる。
てめぇの命、賭け金にして何やってやがんだ!
by ガーフィール『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ35話
と言ったのではないでしょうか。
ガーフィールは、スバルが何を知っているのか、何を考えているのか訳が分からず・・・
結局、最後の言葉に気圧され、見過ごしてしまったのです。
第35話
「地獄なら知っている」
ベアトリス!!
ロズワール邸に到着したスバルは、フレデリカにレムとペトラを連れて村へ避難するよう頼む。
残ったスバルは一人、ベアトリスがいる禁書庫へ──
スバルは無事にロズワール邸へ到着。
エルザの襲撃は始まっておらず、屋敷から避難させることができそうな気配。
第二章でしたように、屋敷の様子を遠くから見張るのかと思ったら違いました(苦笑)。
まっすぐ向かった先はベアトリスの禁書庫。
やっと来たのかしら。
by ベアトリス『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ35話
エルザに襲われ、禁書庫に入ったときとは違うセリフ。(31話)
ベアトリスも待ち構えていた様子。
ベアトリスが持つ魔書には、前回と違う内容が書かれているのか・・・
次回はいよいよ、ロズワールから聞いていたあの言葉を言うのか?
いや、絶対に言ってよね!!
スバルの進む道に、光明を!神様、ベア子様!
死に戻リスト
これまで、同じセーブポイントでの死に戻り最多は、第二章の魔獣退治。
魔獣退治は5th周回でクリアしています。
今ループも5th周回へ突入。
でも、この時点でスバルは「死に戻り」を「何度でも試す」と決意。
まだクリアできなさそうですね・・・
おわりに (アニメ『リゼロ』35話とは)
エキドナに「死に戻り」を話す事ができ、スバルに心の拠り所ができました。
推測ではあるものの、論理的に考えて「死に戻り」に回数制限がないことも確信。
ならば、与えられた唯一無二の能力をとことん使い倒すと決意したスバル。
後半の覚悟を決めたスバルがカッコいい!
それでも、今回も「無き世界」になってしまうのか・・・
スバルはそのつもりのようだが、エミリアはスバルが弱みを見せたことにより心を折られず、ガーフィールの初期対応もクリア、リューズさんとの関係性も築け、フレデリカにもひとまず信頼された。
これ以上ない好展開だし、なにより消えて欲しくないやり取り・・・
良い展開になるからと、エミリアの前で泣くなんて、狙ってできるものではない。
今回こそクリアして欲しい、せめて少しはセーブポイントが進んで欲しい・・・
9月水曜の残りは3回。
2期前半はあと何回あるのでしょうか・・・
終わってしまう寂しさを感じつつも、早く続きを見たいですね!
以上、TVアニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』35話の感想でした。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
36話のレビューも書いているので良かったご覧下さい。
ではでは。
400歳のリューズさんが駆ける姿は想像できない(笑)
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アニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』関連のレビューは他にも書いてます。
良かったらご覧下さい。