こんばんは。時文です。
『Re:ゼロから始める異世界生活』19話を再鑑賞。
2020年は2期も放送される『Re:ゼロから始める異世界生活』！
その前に1期が「新編集版」として1時間枠で1クール作品として放送。
話数表示は、2016年版で表記します。
では、TVアニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』19話の感想レビューをどうぞ。
次話以降のネタバレは「なし」なので、ご安心を。
Re:ゼロから始める異世界生活 (全25話)
第三章 「再来の王都」
| 2016年版 | 新編集版 | 各話感想 | 原作巻数 | 各話感想 |
| 第12話 | 7話 | 12話R | 第4巻 | |
| 第13話 | 13話R | |||
| 第14話 | 8話 | 14話R | 第5巻 | |
| 第15話 | 15話R | |||
| 第16話 | 9話 | 16話R | 第6巻 | |
| 第17話 | 17話R | |||
| 第18話 | 10話 | 18話R | ||
| 第19話 | 19話R | |||
| 第7巻 | ||||
| 第20話 | 11話 | 20話R | ||
| 第21話 | 21話R | |||
| 第22話 | 13話 | 22話R | ||
| 第8巻 | ||||
| 第23話 | 23話R | |||
| 第24話 | 14話 | 24話R | 第9巻 | |
| 第25話 | 25話R |
Contents
今回のあらすじ
スバルはこれまで得た情報と経験から、クルシュと同盟を組むことを考える。
白鯨の出現場所と出現時間をエサに、クルシュに兵を起こさせる。
アナスタシアの傭兵団「鉄の牙」も加わり、兵の士気は高まっていた。
今夜、400年の恨みに終止符を打つのだ！
絶望の淵にいたスバルは、レムの絶大なる信頼と愛情で、立ち直った。
復活したとは言え、手立てがないのは変わらない。
この困難を一体どうしようというのか！？
スバルは力もスキルも金も権力もない。
スバルにあるのは「死に戻り」で経験した事柄だけ。
命を賭けて得た情報を切り札に、クルシュに同盟を持ちかける。
同盟が成立し、スバルは援軍を得て、クルシュ達は念願の白鯨討伐に士気を高める。
待ってました！
ようやく、スバルが復活し、ストーリーも陰から陽へ！
こういうのが見たかった！
とにかく見ていて気持ちいい！
ラストのスバルのドヤ顔最高でした！
では、順を追って見ていきましょう。
「新編集版」で追加された箇所については、見出しの頭に記号を記載したので目安にして下さい。
- 新編集)：「新編集版」で新たに追加されたシーンに関する記述
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感想レビュー 第19話「白鯨攻略戦」
クルシュとの三度目の交渉
スバルは白鯨の出現場所と時間をカードに、クルシュに同盟を持ちかける。
クルシュ達の記憶にはないが、スバルにとっては、三度目の交渉。
まあ、これまでは交渉というか、ただのお願いでしたが・・・(苦笑)
スバルが出した条件は──
同盟するにあたってのスバルから出すカード
- ロズワール領地にある魔鉱石の採掘権の一部
- 白鯨の出現時間と場所の情報
白鯨討伐が叶えられれば、クルシュは「栄誉」を得られる
いきなり”同盟”という話になったので、面食らったが。
兵を上げてもらうなら、2つめの条件だけで良かったはず。
クルシュは元々、白鯨討伐を計画していたのだから。
なのに、採掘権の一部を与えるなんてことをしてまで同盟を結んだのか？
ついでにアナスタシアとも協力も得られたようだ。
それは、同盟を結べば、エミリア陣営が魔女教に襲われるという状況になれば、助けてもらうためか？
戦力増強がスバルの狙いか。
いずれにせよ、交渉事が上手くなったのは、これまでの王都での経験。
アナスタシアの言葉が思い出される──
交渉の秘訣は、交渉のテーブルに着く前にどれだけ準備できるかで決まる。
自分が知ってて、相手が欲しがるもんをぶら下げる。
by アナスタシア『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ16話
スバルは、白鯨の出現場所と時間を知っている。
＃流れとして、あそこで携帯を出すのは不自然でしたが、伏線だったのです
クルシュは、白鯨討伐を計画している。
ならば、白鯨の出現場所と時間は、喉から手が出るほど欲しい情報だ。
問題なのは、クルシュにどうやってその情報を信じてもらうか。
「死に戻り」を話せないから真実は言えない。
これまで、ごり押しして、いつも呆れられた。
そこで、クルシュの嘘を見抜く「風見の加護」を逆手に取る。
スバルが嘘をついていないことが分かるからこそ、真正面からぶつけるのだ。
白鯨の出現時間と場所を知っていると言い切り、スバルが嘘をついてないことを確認させる。
これが魔女教だったら、魔女教の関係者なのではと疑われる。
が、白鯨にはそんなバックはない。
そして、クルシュから根拠を尋ねられた時も準備万端！
出現場所と時間を知っているのは、スバルは見てきたから。
「死に戻り」のことは言えないから、出現時間を携帯にアラームセット。
誰も見たことがない携帯をミーティアと偽り「こいつが教えてくれると」ごまかしたのだ。
携帯をミーティアと言っていること自体は嘘なので、少しの風は吹いたのでしょう。
だけど、ミーティア(携帯)が、時間になるとアラームが鳴り、その時刻になったことを教えてくれるのは真実。
教えてくれるのは「時間」だけだけど、そのことを言わないのが上手い。
そして、アナスタシアと商業組合代表のラッセルに後押しさせる根回しまで。
クルシュには、そこまでしてエミリア陣営が同盟を結ぶ理由と、そもそも一従者のスバルに採掘権を含む交渉の権利が与えれているのか疑念もあるだろう。
疑問はある、疑念もある。
腑に落ちない点も多く、即座にうなずくのは難しい。だが、この状況を作った卿の意気と、この目を信じることにしよう。
by クルシュ『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ19話
だけど、スバルの見事な根回し連携、クルシュの「風見の加護」を信じたのです。
何より、白鯨の情報は欲しい。
正確であれば尚更だ。
正に「相手が欲しがるモノ」をぶら下げたのだ。
スバルお見事です！！
ヴィルヘルムの妻が先代剣聖！？
ヴィルヘルムは白鯨討伐の機会を与えられ、スバルに感謝をする。
ヴィルヘルムの妻が亡くなっているのは既出情報。
だけど、妻が剣聖！？
しかも先代剣聖！？
それって、オットーが言っていた白鯨に殺されたって言う剣聖のこと？(17話より)
そういうことですか・・・繋がってきましたね～～
面白い！
12話、ヴィルヘルムとスバルの初対面時。
エミリアに好意を寄せるスバルに、ヴィルヘルムは「険しい道」と言う。
が、スバルは「今は超かわいい女の子」と返す・・・
それでも、「普通は王女候補に恋するなんて恐れ多いとだろう」と返すのかと思ったら、ヴィルヘルムは納得──
なるほど、あなたの言うとおりだ。
私も妻が世界一美しいと思っていました。
by ヴィルヘルム『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ12話
なるほど、ヴィルヘルムの相手も”剣聖”という雲の上の存在だったから、スバルの考えを理解したのです。
ちなみに、スバルが気に入ったこの地竜。
この会話をしていた12話でヴィルヘルムが乗ってきた竜車の地竜ですね。
ヴィルヘルムの家名は「アストレア家」──
アストレア家と言えば、ラインハルト。
一体、こんな大事にどこへ行ったのか・・・
そういえば、アナスタシアの傭兵団が加わりましたが、ユリウスが参加しないのは、スバルがいるからか、まだ謹慎中なのか・・・
まあ、スバルの機嫌が悪くなるので、いなくていいのですが(苦笑)。
クルシュの影響力が大きい
白鯨が現れるのは明日の夜。
皆、徹夜で出兵の準備をし、士気は高まっていた。
普通なら、一従者で、これまで何の実績も見せてないスバルの言うことなど誰も信じない。
ましてや、長が動くなんて事はない。
だけど、スバルの言葉をクルシュが信じ、判断を下す。
クルシュが信じたから、部下も他の者達も信じる。
それだけ、クルシュの「風見の加護」の力と、判断力が信じられているということ。
兵は本気で準備を進め、ヴィルヘルムも集った老兵も、今度こそはと士気を高める。
クルシュの嘘を見破る能力を、逆手に取ったスバルの交渉も面白いし、展開も説得力を持っている。
上手いですね！
それにしても、この高揚感から察するに、白鯨はそうしょっちゅう出てくるわけではない？
出現場所も分からない。
ちょっとした戦力では一掃されるし、これだけの兵士を常に連れて行くわけにはいかない。
なるほど、国としても商人にとっても、やっかいな存在なわけです、白鯨は。
となると、これで討伐できれば、スバルの情報は、値千金なのでは！？
白鯨も嫉妬の魔女が生み出した！？
クルシュは出陣に先立ち、兵たちを鼓舞する。
400年だ。
嫉妬の魔女が生み出した白鯨が、世界を狩り場とし、我が物顔で弱者を蹂躙しながら、跋扈(ばっこ)するようになって400年が過ぎた。
その月日で奪われた命は、数え切れない・・・
その霧の性質の悪辣さも相まって、銘すら残すことのできない墓碑の数は増えるばかりだ。
だが、その無為の日々は今日をもって終わる。
ここにいる我らが終わらせる。白鯨を討ち、あまたの悲しみを終わらせよう！
by クルシュ『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ19話
やはり白鯨も、嫉妬の魔女が絡んでましたか・・・
スバルの「魔女の残り香」に引き寄せられるので魔獣であることは既出。
パックが白鯨のことを「暴食」と言ってたので、大罪司教ペテルギウスと同列なのかと疑ってた(18話より)・・・
なんと、白鯨は嫉妬の魔女が生み出した魔獣。
だから記憶を改ざんしてしまう、バカげた能力を持っているのか。
にしても400年も前から嫉妬の魔女は存在するのですか？？
400年も前から存在したのなら、おとぎ話になるのも分かります。
そりゃあ、世の中の人たちが嫉妬の魔女を毛嫌いするわけですね・・・
いや、魔女だけでなく、魔獣も400年も生きているのか・・・
まあ人間の感覚でいてはいけないですね(笑)。
スバルを丸ごと信じるレム
白鯨が出現する場所。
リーファウス街道フリューゲルの大樹に到着。
白鯨がやってくる時間までそれぞれの時間を過ごす。
スバル君がウソをついていることぐらい、レムには分かります。
そのウソの理由が話せないでいることも分かります。だから信じさせようだとか、ウソで丸め込もうだとか、そんなふうに自分を追い詰めたりする必要、どこにもないんですよ。
だって、レムは、スバル君を丸ごと信じていますから。
by レム『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ19話
レムの天使化はまだ継続中！！(笑)
レムはスバルのことをずっと側で見ていたので、スバルがウソをついていることを見破っていた。
ある意味、クルシュの「風見の加護」より優秀？
いえ、クルシュも「風見の加護」の結果を疑うほど、スバルはありえないことを言ってるのです。
誰も知らない、誰も予想できない。
これまで400年悩まされ続けてきた白鯨に一矢報いる情報を。
そして、レムは確かにスバルを信じている。
ミーティア(携帯)が教えてくれるのではなく、別の手段でスバルは白鯨の情報を得ているのだと。
そして、その手段を誰にも話せないのだと。
スバルはレムがそばにいたから立ち直れ、レムがいるから前へ進める。
この二人、よいコンビです。
ずっと一緒にいて欲しいなーー
ヴィルヘルム・ヴァン・アストレア
ヴィルヘルムは白鯨との戦いを前にし、スバルに改めて感謝する──
スバル殿、改めて感謝を。
この戦いで、私は私の剣に答えを見つけられる。
妻の墓前にも、やっと足を向けることができましょう。やっと妻に会いに行くことができる。
by ヴィルヘルム『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ19話
ヴィルヘルムは妻の仇である、白鯨との戦いを前に、彼女が好きだった花を見ながら妻のことを思い出しているのか・・・
あまりに想いが強すぎて、このセリフが”死亡フラグ”にならないか心配(苦笑)。
だけど、スバルもその想いを汲み取り、真剣に対峙する。
幾人もの思いが詰まった戦いなのだ、この白鯨討伐は──
白鯨攻略戦 開始！！
白鯨出現時間。
クルシュが指揮する兵団は、陣形を組み待機。
そこへ「フランダースの犬」のメロディーが流れる──
緊迫した雰囲気の中、静かに流れ出す「フランダースの犬」のメロディー。
なぜこの歌！？
平和なメロディーなはずなのに、だんだん寂しい音に聞こえてくるのは気のせいか・・・
クルシュの反応が面白い！
来ないか？
by クルシュ『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ19話
「風見の加護」を信じていたとは言え、明らかにスバルの情報に半信半疑だった反応。
いや、信じてなかったわけではないが、外れることもあるだろう、という感じか。
クルシュが疑い深いとかではなく、それだけあり得ない情報だったということだ。
ところが、その言葉の直後に、白鯨が現れる！！
出現すると分かっているから、ここへ来たのに、本当に出現したことに驚く皆。
いや、白鯨の大きさに驚いたのか？
空気を振るわすほどの巨体──
圧倒的な存在感──
クルシュまでも、一瞬怯むが、さすがクルシュさん！
すぐに気を取り直して、兵に号令をかける──
クルシュ：総員──
スバル：ぶちかませーーー！！！
レム：アル・ヒューマ！by 『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ19話
クルシュのかけ声より前に、反応したのはスバル達！
スバルは、白鯨は出現すると分かっていた。
レムは、スバルを丸ごと信じているので、疑ってなどいない。
スバルは、数日前に白鯨に出会っている。
それも、息を感じるほど間近で！
前回は、圧倒的な存在感に恐怖しか感じなかった。
今回は、一緒にレムがいる。
今回は、強い援軍がいる。
今回は一人ではない、仲間がいるのだ。
さあ、始めよう！
運命にリベンジだ！
第19話
「白鯨攻略戦」
おわりに (アニメ『リゼロ』19話とは)
やっと復活してくれました主人公！
いや～～長かったです、ここまで(涙)。
やはり主人公はこうでなくては！
立ち直ったからと言って、俺TUEEEEになるわけでもない。
力がないのは変わらない。
そこで、スバルは他人を引き込むことを考える。
戦力増強だ。
スバルの行動が、ここへ来てようやくカチリカチリとハマり出す。
ひとたび信じてもらえたら、後は自然と転がり出す。
何せ持っている情報が値千金。
スバルしか知らない情報で、100%他力本願で世の中を動かす！
肝心な所は、クルシュやアナスタシアに丸投げだが、なぜだか、スバル中心に皆が動き出す。
これが、主人公ナツキ・スバル！
以上、TVアニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』19話の感想でした。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
20話のレビューも書いているので良かったご覧下さい。
ではでは。
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