こんばんは。時文(@toki23_a)です。
TVアニメ『Re:ゼロから始める異世界生活(2期)』33話を鑑賞しました。
2期8話目、第四章7話目。
ガーフィールとの追跡劇。
気が付くと一面銀世界!?
まだ全容も見えてない!?第四章です!
では、TVアニメ『Re:ゼロから始める異世界生活(2期)』33話の感想レビューをどうぞ。
次話以降のネタバレは「なし」なので、ご安心を。
第四章 「永遠の契約」
話数 | 各話レビュー | 原作巻数 | 原作レビュー |
第27話 | 27話R | 第10巻 | |
第28話 | 28話R | ||
第29話 | 29話R | ||
第30話 | 30話R | ||
第31話 | 31話R | 第11巻 | |
第32話 | 32話R | ||
第33話 | 本レビュー | ||
第34話 | 34話R | ||
第35話 | 35話R | 第12巻 | |
第36話 | 36話R | ||
第37話 | 37話R | ||
第38話 | 38話R | 第13巻 |
※原作レビューは順次作成予定
Contents
今回のあらすじ
オットーに救い出されたスバル。
ロズワールとの話を済ませ、結界の外へ逃げようとした時、ガーフィールに見つかってしまう。
ラム、オットー、そして村人達が協力してスバルを逃がそうとするが、獣化したガーフィールからは逃れられなかった──
スバルは気が付くと一人墓標へ。
外へ出ると一面の銀世界だった──
前話(32話)、魔女教徒と疑われたスバルは、ガーフィールに監禁されてしまった。
スバルを助け出してくれたのは、単身忍び込んできたオットー。
ロズワールからスバルを支援するよう指示されたラムとも合流。
屋敷のエルザ襲撃も気になるので、すぐに脱出するのかと思いきや、スバルはロズワールにベアトリスのことを確認しに行く。
視聴者としてはうれしい情報がロズワールから得られたが、随分時間を食ってしまった。
案の定、ガーフィールに見つかってしまい、怒りで何も見えてないのかガーフィールは邪魔する者達に容赦なし・・・
それでも、皆は必死にスバルを逃がそうとする──
スバルには「死に戻り」があるので、失敗したら死を選びその世界をリセットしようとする。
だけど、周囲はスバルを死なせない。
自分の体を張ってでもスバルを助ける。
今回のサブタイトルは「命の価値」
では、順を追って見ていきましょう。
KADOKAWAanime
感想レビュー 第33話「命の価値」
スバルはすぐに「死に戻り」しなくて良いのか?
オットーの協力者はラムだった。
ラムはロズワールから、スバルを手助けするよう指示されていた。
ラム曰く、エミリアの試練中は、ガーフィールは墓所を離れられない。
ならばスバルは、聖域を発つ前にロズワールと話したいと言う。
3日間も監禁されていたのに、冷静で落ち着いているスバル。
その理由は、オットーに助け出されたとき、大笑いしたから。
友人を助けようとするってのは、そんなにおかしなことですかね?
by オットー『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ32話
危険を顧みずオットーがスバルを助け出してくれたのは、友人だからという。
オットーから聞いた途端、スバルは当たり前の価値観をすっかり忘れていた自分のバカさ加減に気付き大笑いしたのです。
解決策が見つからない辛い展開の中、スバルの心の底からの笑いは感動しましたね。
見ていてスッキリしました!
・・・・・
少しでも早く屋敷へ戻り、エルザ対策をしなくてはならないはずのスバル。
監禁される前も急いでいたし、監禁中も焦って、両手両足を縛られた状態でも自殺しようとしたほど。
なのに、解放されてからは落ち着き、逃げるのを後回しにしてまでロズワールの元へ行くスバル。
もちろん、先に記したオットーと大笑いして、張り詰めていた焦りも解消したのでしょう。
理由はもう一つ、前話(32話)で──
今、分かっているのは──
襲撃は屋敷に誰かが帰り着くのを待って行われること。
現時点では、最長で5日。by スバル『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ32話
監禁されて失った時間は3日。
それでも、まだ2日猶予がある。
なので、ロズワールに情報収集をしてからでも遅くはないと判断したと思われます。
それでも、ガーフィールから逃げ切るのに、動くのは早いに越したことはない。
危険を冒してでも、ロズワールに確認しておかなくてはならないこととは──
ベアトリスは魔女教ではない!
スバルはロズワールに、ベアトリスについて問う──
ベアトリスは魔女教徒なのか、と。
あの子は魔女教徒ではない。
あの子が持っているのは、福音書じゃない。
この世にたった2冊しかない、本当の未来を示す魔書。
「叡智の書」に最も近しいものだ。by ロズワール『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ33話
良かったーー(安堵)
ロズワールはこの手のことで嘘はつかない。
#隠し事をすることはあっても(笑)
ベアトリスは魔女教徒ではない。
レムやラムが憎む魔女教徒ではない。
スバル達の敵ではないのだ。
それにしても、ベアトリスが持っていた書物は、超レアアイテム!
「叡智の書」に最も近しい”本当の未来を示す”魔書とは・・・。
魔女教徒ではないと分かったのはいいですが、逆に気になるアイテムが出てきましたね(苦笑)。
・・・・・
そして、スバルはベアトリスに協力してもらう言葉をロズワールからようやく”直接”聞く──
ロズワールは「質問をしろ」と言っていた。
この言葉をベアトリスが聞けば反応があるはずだ。-中略-
なるほど、君にはこの言葉では足りないと見える。
なら、こう言いなさい──「自分がその人だ」と。
by ロズワール『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ33話
ロズワールが言う「なるほど、君にはこの言葉では足りないと見える」と言った意味が分からない。
スバルの何を見て「質問しろ」だけでは足りないと判断したのか・・・
「質問しろ」は、1st周回で、スバルはラムから聞いてます(30話)。
既に知っていることを悟られたのか。
いや、知っているだけで、実際スバルはその言葉をベアトリスに使ってない。
だから「足りない」と感じるのはおかしい。
ロズワールは自分の言葉が与える影響を、未来を見ることでもできるのでしょうか??
原作等で何か分かったら追記します。
ロズワールは敵?味方?
さらにスバルが聞いた最後の質問──
スバル:お前は、俺たちの敵ってわけじゃないよな?
ロズワール:もちろん、君たちは私の味方だよ。
by 『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ33話
一見、ロズワールがスバル達の敵ではないと答えているように見えますが・・・
ロズワールは、スバルの質問の内容を、少しはぐらかしています。
スバルは「ロズワールは、スバル達の味方か?」と聞いたのです。
それに対し、ロズワールは「スバル達は、ロズワールの味方だ」と答えたのです。
「ロズワールが、スバル達の味方」とは言ってません。
スバルの質問に完全同意なら「もちろん」で終わらせておけばいい。
なのに、わざわざ「スバル達は味方だ」と言っているのです。
裏返すと、ロズワールの解釈ではスバル達は利用価値のある味方だけど、スバル達の考え方を基準にするとロズワールはスバル達の味方ではない、と言っているのに等しいのです。
もちろんこのセリフだけで「完全な敵」とまでは判断できませんし、それぞれの価値観の違いだとも言えます。
要は、ロズワールは、”スバルが考えている味方”ではない、ということですね。
第三章で、ロズワールは魔女教徒の襲撃が分かっていてその場を離れたり、目的達成のために犠牲が出ることをいとわない。
その辺りの基準が、スバルとロズワールは違うのです。
これからも見解の相違で衝突が続くのでしょう。
徹底攻撃か降伏か
ロズワールとの話は終わり、聖域を出る相談をするスバル達。
そこへ現れたのは、怒り狂ったガーフィールだった。
さっさと聖域を出るべきなのに、呑気な会話をして、ガーフィールに見つかるのはご愛敬(苦笑)。
ガーフィールの接近は、オットーの「言霊の加護」で気付くことはできなかったのか?
意識しないと聞こえないのか?
ラムの千里眼も同様か。
だけど、逆にガーフィールはスバルを見つける──
てめえは、聖域の目から逃げ切れなかったんだよ。
筒抜けだったってだけの話だ。
by ガーフィール『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ33話
“聖域の目”とは?
ガーフィールはガーフィールで聖域内を監視する手段を持っていたのか。
その割りにはオットーを見つけることはできなかったが(笑)。
ん?
オットーは見つけられないが、スバルは探知された・・・
またまたスバルの「魔女の瘴気」を辿られたのでしょうか?
・・・・・
バルスは、これから聖域の外へ逃がすわ。
中にいられて迷惑なのはガーフにとっても同じ、むしろ好都合でしょ?by ラム『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ33話
緊迫感がなかったのは、たとえ見つかっても、スバルを聖域の外へ逃がすことをガーフィールが賛同してくれると思っていたか?
ならば、読み違い・・・
ガーフィールは怒り狂い、交渉しても、まともな判断ができそうにない。
スバルが怪しまれているのは魔女教徒だと思われているから。
ならば、その誤解を解く説明すればいいと思っていたのですが、興奮状態のガーフィールに何を言っても、聞き入れてくれないでしょう・・・
村の人達も協力を
ガーフィールが実力行使をしてくると分かったので、ラムが足止めし、オットーはスバルを連れてパトラッシュに乗り、結界の外を目指す。
森の中では、村人達が道案内をしてくれた。
この異世界において、スバルの戦闘能力は最弱クラス。
これまでは、自分でお膳立てをしないと敵から逃げることすら困難だった。
#レムは例外
ところが今回は、ラムやオットーが身を挺してスバルを守り、逃がす。
前話(32話)で、スバルの行方が分からなくなったとき、エミリアだけでなく、村人総出で捜索をしていました。
今やスバルはなくてはならない存在なのです。
スバルは、そのことに気付くことなく、自分の為に危険に身をさらすのを理解できてない様子。
前話で、友人なら助けるのに理由などいらないと、知ったばかりなのに(苦笑)。
獣化ガーフィール!!
しかし、ガーフィールはすぐさま追いついてきた──
獣化したガーフィールの圧倒的な存在感を見て、スバルは降伏するも、オットーが助けに入る──
村人達も、そしてパトラッシュまでもがスバルを助けようとする。
スバルには「死に戻り」で生き返ることができる。
皆は一度死んだら終わりなのに・・・
1期第三章。
自分の命を守るために、オットーはスバルを竜車から突き落としました(17話)。
それが、スバルと付き合い友情を育み、監禁場所から助け出しただけでなく、ガーフィールに襲われるスバルを体を張って助ける──
隔世の感がありますね(涙)
返す返す、オットーは尊い存在になってきました。
オットーだけでなく、村人達も必死でスバルを逃がそうとする。
ケガをしているパトラッシュまで・・・
・・・・・
スバルは「死に戻り」できるから、やり直したいときには自ら死を望む。
その自殺行為が返って周囲を死に巻き込んでいるのです。
これまで、スバルは自らの命を使って、周囲の人を救ってきた。
ところが皆は、スバルの「死に戻り」を知らない。
スバルは強いわけでもなく、特別な力を持っているわけでもないのに、自ら危険に飛び込み皆を救おうとしてくれている。
その結果、皆は、スバルの命を守らねばと考える。
スバルが考えているほど、スバルの命は軽くない。
皆が、スバルの「命の価値」を知っているのだ。
反対に皆の命は、「死に戻り」のセーブポイントが変われば、死が確定してしまう。
取り戻すことができないかもしれないのだ。
スバルから見れば、他の人の方が「命の価値」は重い。
詰まるところ、「命の価値」が軽い人などいない。
にも関わらず、簡単に奪われていく世界なのです──
転移・・・そして銀世界
スバルがパトラッシュに投げられた瞬間、スバルが首に掛けていた輝石が光り、再び転移──
転移されたということは、聖域の結界に触れたのか?
「結界を越えた瞬間、転移」されたということは、結界を抜けることはできないことに・・・
- ガーフィールが教えてくれたルートでないと、転移で戻される?
- ガーフィールの輝石を持っていると転移されない?
それとも転移される時に条件があるのでしょうか・・・
原作等新情報があれば追記します。
だけど、初めて聖域へ来たときに転移された場所とは違う。
#スバルがガーフィールに監禁されていた場所?
スバルが外へ出ると一面銀世界に・・・
冬になる程眠ってしまった??
いや、荷物の状態から察するに、それほど日数は経過してない様子。
一体何が起きたのか?
これはまさか・・・
1期第三章で何度も見た、エミリアが死に、パックが世界を滅ぼすパターン??
その割りには、氷漬けの人もいない・・・
ガーフィール等にやられたとしても血痕すらない・・・
かわいいウサギにはトゲがある?
一面雪景色となった聖域を歩くスバル。
一匹のウサギを見つけ、手を伸ばすと──
後のことを考えると、さっさと死に戻っておいた方が良かった気もしますが(苦笑)。
スバルとしては「死に戻る」にしても、その前にできるだけ多くの情報収集が大切。
どこに転移され、時間がどれだけ経過しているのか。
今回のルートの行く末がどうなるのか、ある程度時間が経過したときの状況も知っておきたい──
ところが外へ出ると、想定外の一面の銀世界。
何が起きたのか、更に足を使って調べるしかなかったのでしょう。
トラウマ級の死に方・・・
ウサギの姿をした魔獣に食い殺されたスバル。
死に戻っても、食い殺された恐怖が体に残り、発狂寸前だった・・・
オットーや村人達が殺され、恐らくラムも・・・
スバルはどこかで死に、この世界をリセットするつもりだったのでしょう。
だから、死は、覚悟できていた。
が、こんな殺され方をされるとは・・・
生きながら、食われる。
それも大量のウサギに。
即死ではなく、恐怖と全身の痛みを味わいながらの死。
エルザに腹を切られた時ですら、しばらくは腹の痛みが残っていた。(1話原作R)
全身をかじられ食い殺されたら、確かに発狂レベルです。
それも、目の前で仲間や村人を殺され落ち込んでいる最中のトラウマ級の惨殺。
スバルは発狂寸前になったのです。
2度目の茶会
再び、強欲の魔女・エキドナの「茶会」に招かれたスバル。
エキドナの配慮により、スバルは平常心を取り戻した。
スバルはエキドナに、誓約を書き換えるよう申し出る。
少し強引なスバルに、思わず了承してしまうエキドナ。
#エキドナは男性経験が少ない!?
落ち着いたスバルはあることに気付く──
やっと話す事ができた真実
スバルは「死に戻り」で何度も同じ時間を繰り返し、セーブポイントである試練クリア後に戻っている。
繰り返した時間を除けば、スバルは試練クリア直後──
つまり、制服姿のエキドナと別れた直後。
エキドナから見たら、スバルが、こんな短時間で発狂するのはおかしいと思うはず。
思わないということは・・・
スバル:俺は、死んだら時間を遡って世界をやり直してる。死に戻りしてるんだ・・・
エキドナ:聞いたよ。そして、聞く前に見てもいた。
by 『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ33話
異世界へ来てから現時点で、スバルは16回死んでます。
生死を共にし、心を許せる仲間が増え、時には不甲斐ない自分を吐露することもできた。
が、「死に戻り」のことだけは話せなかった。
「死に戻り」を話せないということは、「死んだ」ことも話せない。
死ぬほど辛い目にあったことを誰に話すこともできなかった。
未来を知っていることで敵と間違えられ、話せないこと自体を怪しまれ辛い思いを、誤解され悔しい思いもした。
エキドナは強欲の魔女で、既に死んでいるとは言え、会話ができる相手。
スバルはようやく、人に、全てを話す事ができたのです・・・
第33話
「命の価値」
死に戻リスト
今回で3度目の死に戻り。
図でグレイアウトしているのは、消え去った時間です。
予想はしていましたが、前話(32話「ユージン」)のオットー友情シーンもオットーの記憶から消えてしまいました。
スバルの記憶には残っていますけどね・・・
でも、その記憶を知る人が、話せる人ができたのです。
おわりに (アニメ『リゼロ』33話とは)
ここまで来ても、まだ第四章の全容が見えないどころか、謎を増やすのか!?
原作未読ですが、現時点が11巻終盤なのはチェック済み。
第4章が何巻で終わるかも知っているので、まだまだなのは分かりますが(苦笑)。
グッドニュースは、ベアトリスの真相に一歩近づき、エキドナが心の拠り所になりそうなこと。
バッドニュースは、ガーフィールを怒らせると破滅ルートになること、そしていきなりの銀世界は──
スバルを襲ったウサギは恐らく魔獣。
あれだけの数を見ると、第二章の魔獣使いを思い出します。
魔獣使いは、今回屋敷の襲撃にもエルザと共に参加しています(31話)。
となると一つの推論が成り立ちます。
スバルが転移され何日経過したかは分かりません。
が、屋敷のエルザ襲撃を放っておくと、聖域まで攻め込んでくるのではないのでしょうか。
攻撃対象はエミリア。
残った村人まで襲うのは魔獣なら当然か。
ガーフィールの暴発による被害もあったかも。
#考えたくはないですがガーフィールがエミリアを・・・
何にせよ、屋敷の襲撃を解決しないと、聖域まで被害が及ぶ、ということか。
そのキーとなるのが、ベアトリスの協力か。
ロズワールはどこまで信じて良いのか?
ガーフィールドやリューズとは分かり合えないのか?
まだまだ解決策は見えない。
それでも、スバルの協力者が現れるのが頼もしい。
いつ、誰と、協力し合えるのか。
それだけで足りなければ、何かを利用できるのか。
次々と謎が積み重なる第四章は、まだまだこれから!!
って、もう9月で、分割2クールの1クール目終了まであと4回くらいですが(笑)
以上、TVアニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』33話の感想でした。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
34話のレビューも書いているので良かったご覧下さい。
ではでは。
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良かったらご覧下さい。