こんばんは。時文(@toki23_a)です。
TVアニメ『Re:ゼロから始める異世界生活(2期)』37話を鑑賞しました。
2期12話目、第四章11話目。
解決策が見えないスバルはエキドナに助言を得に行く。
エキドナはスバルに契約を結ぼうと持ち掛けるが・・・
では、TVアニメ『Re:ゼロから始める異世界生活(2期)』37話の感想レビューをどうぞ。
次話以降のネタバレは「なし」なので、ご安心を。
第四章 「永遠の契約」
話数 | 各話レビュー | 原作巻数 | 原作レビュー |
第27話 | 27話R | 第10巻 | |
第28話 | 28話R | ||
第29話 | 29話R | ||
第30話 | 30話R | ||
第31話 | 31話R | 第11巻 | |
第32話 | 32話R | ||
第33話 | 33話R | ||
第34話 | 34話R | ||
第35話 | 35話R | 第12巻 | |
第36話 | 36話R | ||
第37話 | 本レビュー | ||
第38話 | 38話R | 第13巻 |
※原作レビューは順次作成予定
Contents
今回のあらすじ
スバル、6度目の聖域初日の夜がスタート。
ロズワールの「人間の考え方」とは思えない覚悟を知り、それでも全てを救いたいと、エキドナの助力を得に墓所へと向かう。
そこで第二の試練が始まり、スバルは「消えた世界」のその後を見せられる。
心が折れそうになったスバルの目の前に現れたのレム!?
スバルは再び魔女の茶会へ招かれ、エキドナはスバルに自身との契約を申し出る。
スバルがその手を合わせようとしたその時・・・
前話(36話)。
他の世界の自分が目的を果たすためなら、自分も、今いる世界もどうなってもいい。
ロズワールの人間とは思えない覚悟を見せられたスバル。
それでも、エミリアだけでなく聖域も屋敷も救いたいと考えるスバルは、助力を得にエキドナの元へ。
ロズワールに真正面からぶつかっていくのかと思いきや、前回周回からエキドナの元へ行こうとしていた(が、エミリアと出会った)。
それだけスバルはベアトリスの契約をなんとかしたいと思い悩んでいたか。
それともベアトリス以外のことに関しては目星がついているのか。
だけど、エキドナはベアトリスについては冷めた反応。
エキドナは、これまでスバルの記憶を見て、スバル本人からその時の経緯を聞いてきた。
それなのに、ベアトリスのことを何とも思っていなかったのか・・・
エキドナにとっては、誓約を400年守り続けたベアトリスさえも好奇心の対象に過ぎないのだ。
では、順を追って見ていきましょう。
KADOKAWAanime
感想レビュー 第37話「魔女たちの茶会」
これまで何度も悲しい顔をさせていた
スバルは死に戻り、墓所で目を覚ます。
試練に苦しめられているエミリアを見て、エミリアだけでなく聖域を、屋敷を、自身の命を賭けて救うと決意を改める。
前話(36話)ラスト、スバルの目から光りが消えたのは、やはり「死」の瞬間でした。
大兎の出現に早々と死を選ばず、ボロボロになりながらも墓所まで行ったのは、消える世界であってもエミリアが心配だったのか。
それとも、エミリアが正気に戻ってないか確かめたかったのか・・・
困った人を見ると放っておくことができない、超お人好しで心優しいエミリア。
そのエミリアが、スバルの無残な姿を見ても、なんの反応も見せないほど病んでいた。
俺がそばにいなけりゃ、ああなる・・・
何が「悲しい顔をさせたくない」だ。
by スバル『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ37話
スバルは、たとえ「なくなる世界」であっても、ないがしろにはしてこなかった。
5th周回、ロズワール邸へ向かうため聖域を離れる時も、エミリアを心配させまいと「すぐに戻る」と手紙を残していく。(35話)
やりなおす前提の世界なのに、こういうのは理屈じゃねえからな。
たとえ、消える世界、置き去りにしてしまう世界だとしても、エミリアに悲しい顔はさせたくない。
by スバル『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ35話
スバルの言う「何が『悲しい顔をさせたくない』だ」とはこの時のこと。
エミリアを心が壊れるほど追い込んでしまった。
恐らく前回(5th周回)だけでなく、大兎が出現した3rd周回も。
エミリアを追い込みスバルを離れられなくすることが目的だったロズワール。
もしかすると事前に伝えてから聖域を離れた1st周回も、2nd周回も、エミリアを追い込んでいたのかもしれない・・・
スバルは、自分の行いを悔いているのです。
追い込んだのは、ロズワールであり、(恐らく)周囲なんですけどね・・・
「叡智の書」の記述との食い違いを認めない
ロズワールは、スバルがループしていることを知っていて、「叡智の書」に従い行動していると確信。
ロズワールが「叡智の書」に従っているのは間違いない。
記述との食い違いを許さず、俺のループを利用してやり直しさえもいとわない。by スバル『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ37話
ロズワールの行動が示すのは、スバルがエミリアの元を離れる事を拒んでいます。
「叡智の書」が示すのは、スバルが聖域を離れず、エミリアかスバルが試練に挑み聖域を開放することか。
ならば、1st、2nd周回で、スバルが屋敷へ行くことをなぜ止めなかったのか。
ロズワールはラムを通じてベアトリスへの助言までした・・・
屋敷へ行くのを何もせず見過ごしながら、一方でエミリアを追い込んでいた!?
それとも、1st、2nd周回時と、最近の周回では「叡智の書」の記述が変わっているのか・・・
いっそ、ロズワールの所へ乗り込み、「叡智の書」を見せてもらえばいいのに・・・
あるいは、必ず戻ってくるとロズワールに約束をして屋敷へ向かえないものなのか・・・
今一スッキリしない。
まだ、情報が足りないですね。
あ、だからエキドナに相談か(苦笑)。
ロズワールのような人外にはなりたくない
スバルは、ロズワールのように命や世界を軽く考えるようにはなりたくない。
エキドナの知見を当てにして、スバルは墓所へ向かう。
スバルが、ロズワールのようになりたくないとは、前話(36話)の最後の言葉か。
いいかい、スバル君。
本当の本当に、君にとって大事なたった一つのもの。
それ以外の一切を手放し、ただただ大事な一つを守り抜くことだけを考えるんだ。そうすれば・・・君も、私みたいになれるさ。
by ロズワール『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ36話
スバルにとって大事なたった一つのもの──
決してそれだけではない、他に大切な物もある。
だけど一番大事なものと言われればエミリアか。
エミリア”以外”を手放し、エミリアだけを守り抜くことを考える。
そうすれば解決法が見えるかもしれないが、スバルにその他を諦める気などさらさらない。
その決意が──
お前みたいにはならない。
by スバル『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ37話
という言葉の意味か。
ロズワール(叡智の書)はスバルに”目的を達成するためには犠牲もやむを得ない”ことを受け入れさせようとしているのか。
だけどスバルは、エミリアは勿論だが、聖域も、屋敷も救いたい。
そのためには、ロズワールを、いや『叡智の書』を越える解決法を見つけなければ。
それにはやはり強欲の魔女たるエキドナの力が必要というわけか。
確かめたいこと、一緒に悩んで欲しいことが山ほどあるんだ。
by スバル『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ37話
ありうべからざる今を見ろ
墓所でエキドナに話しかけるスバルを襲ったのは第二の試練!?
「ありうべからざる今を見ろ」
目に飛び込んできたのは、何度も繰り返した死、の”その後”──
「ありうべからざる」
あるはずがない。あってはならない。
スバルは、死ぬと時間が戻り(死に戻り)、それまでいた世界はスバル視点では「なくなった世界」。
その世界が、スバルの死後も、続いているとすれば・・・
「あるはずがない」と思っていた・・・
いや、消えてなくなるのだと”思い込んでいた”、”願っていた”世界。
それがもしあるとしたら・・・
スバルの死後、残り続ける世界だとしたら・・・
スバルだけ次の世界へ行き、他の人は残される、もしくは、死んだまま。
残っているとしたら、これまでの世界の人達は結局救ってない、救えなかった・・・
結局、ロズワールとやっていることは同じなのでは・・・
どうしようもなかったとは言え、他に手がなかったのか後悔してしまう。
考え出すと闇の無限ループに。
これらを延々と見せられるのは辛い。
特に自殺は、信じてくれた、信じかけてくれていた仲間を残し、置いてきたのだ。
自殺の意味を明かせないまま・・・
「死に戻り」のことを話せないのだから仕方ないとは言え、心苦しいですね・・・
これが第二の試練なのか?
スバルが死んだ後の世界。
これが、二つ目の試練なのか。
スバルが突破した一つ目の試練は、過去を見せられた。(29話)
二つ目の試練は、スバルが死んだ後の世界だというのか。
スバルは前回、エミリアが追い込まれ病んでいたという事実を知り、ロズワールに死は取り返せるから悲しんでないと指摘されたばかり。
このタイミングで、スバルが死んだ後の世界を見せる狡猾さ。
これは、エキドナが意地悪なのか、作者が意地悪なのか(苦笑)。
だた、この内容が試練だというのはおかしい。
スバルは「死に戻り」で何度も死を経験しているから見せられるのであって、普通の人に死んだ後の世界を”生きている間”に見せられない。
が、後にエキドナのセリフで、これが第二の試練だと判明。
つまり、これはスバル向けに作られた試練内容?
試練とは、対象者によって内容が変わるのでしょうか。
エキドナが、その人の記憶を覗いて、泣き所を突いていく?
第一の試練で、過去のトラウマを、第二の試練で、現在のトラウマとなる記憶を。
レム!?
スバルは何度も何度も死んだ後の世界を見せられ茫然自失。
そこへ現れたのは・・・
レム!!!
聖域初日の夜は、これで6回目。
このタイミングでレムが現れるわけがないので、幻影か偽物なのは明らか。
それでも・・・
それでも、今回の聖域編でスバルの近くにレムがいたら・・・
スバルの心を奮い立たせるのはレムの役割だと、心のどこかで願っている自分がいました(苦笑)。
はい、レムです。
スバル君専属の万能お役立ちメイドですよ。by レム?『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ37話
この独特の言い回し、スバルに絶大の行為と信頼を寄せ、全てをスバルに捧げるレム。
確かにレムです!
レムのセリフです!
しかし、スバルはレムの違いを見抜く!?
凄い・・・
お前、誰だ・・・
-中略-
俺を好きで、俺も好きで、俺に優しくて、俺を愛してくれて。
世界で誰より俺に厳しくて、俺に甘くない女がレムだからだ。by スバル『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ37話
第一の試練で過去に向き合った時、スバルに今を思い出させ自分を取り戻したのは、エミリアの想いとかけられた言葉。
#もちろん、レムの想いも支えに。キッカケという意味です。
第二の試練直後、目の前に現れたのは色欲の魔女カーミラだったが、スバルを立ち直らせたのは紛れもなくレムの言葉、レムがスバルを信じる心。
スバルの心の1番と2番がいい仕事をしています!
レムはスバルを救うため
再び招かれた魔女の茶会。
試練で心がすり切れたスバルを救うために、エキドナはレムの姿をスバルに見せたと言う。
相変わらず、悪趣味なエキドナ。
4th周回で、スバルが嫉妬の魔女に飲み込まれたときも、エキドナの干渉で救われたが、事前には何も教えず、自死が前提の助け船。
やはり、魔女は魔女というところか。
スバルが死んだ後の世界は存在するのか、しないのか
試練の説明をしよう。
第一の試練同様に、第二の試練もまた、君の記憶から再現された世界。
どこまでもよくできた非現実だよ。by エキドナ『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ37話
「スバル死後の世界」は、第一の試練同様、スバルの記憶から、限りなく忠実に再現した虚構の世界。
エミリアの「どうしてこんなになっても私を助けに」、ユリウスの「友」、ベアトリスの「その人」。
確かに、どれもこれも彼ら彼女らが言いそうな”らしい”言葉。
第二の試練で見た映像はスバルの記憶から再現した作り物。
ただ、問題なのはそこではない。
スバルが死んだ世界は、その後も存在しているのか、存在しないのか。
エキドナはスバルの記憶を通じて物事を見ているだけ、「消えた世界」を見れるわけではない。
真実はスバルに「死に戻り」能力を与えた嫉妬の魔女しか分からない。
スバルの死んだ世界が”ない”とは言い切れないのです・・・
契約を申し出るエキドナ
動揺を隠せないスバルに、エキドナは、これまで命がけで生きてきたのだと褒め称える。
スバルが、どうしてそこまで自分を救おうとしてくれるのか問うと、エキドナは契約を交わさないかと持ち掛ける。
契約をボクと交わしてはくれないだろうか、ナツキ・スバル。
by エキドナ『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ37話
突然のエキドナからの申し出。
スバルが前回の茶会を去る寸前、エキドナは──
もし君が、3度目の茶会に来ることがあれば。
そのとき、今度はボクのほうから君に話したいことがあるんだ。by エキドナ『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ34話
と言っていた。
それが、契約のことだったのか?
てか、死んでも契約はできるのか?
なんでもありだな魔女(苦笑)。
エキドナは不老不死を実現?
エキドナは精神世界でしか存在できないと思ってました。
4th周回では、現実世界の物質(ペトラのハンカチ)に干渉。(35話)
そして、今回のスバルと契約をすることにより、どこでも会話ができる?
エキドナはもう充分不老不死を実現できているのでは?
ああ、死んで魂になってからでないと分からなかったとか?
いや、人外の魔女のことだ、魂が残り続けることを想定して死ぬのは怖くなかったのかも・・・
契約内容は興味深い──
今後、君がどうしようもない障害にぶつかったとき、君が自分の罪に潰されそうなとき、ボクがそれを支えよう。
ボクは知識量には自信がある。
大概の問題には対処法を用意できるはずだし。なにより、君の「死に戻り」をボクは共有できる。
by エキドナ『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ37話
スバルにとって、ありがたい申し出。
だけど相手は強欲の魔女・エキドナ。
悪魔ではないが、この異世界では良いイメージはない魔女。
これまで助けてはもらったが、意地の悪い方法だった魔女。
頼りになりそうだが、どうも危なっかしい発想をする魔女。
これまでエキドナがやってきたことを振り返ってみても、スバルにプラスばかりとは限らない。
対価や、制約を確認しなくても良いのか・・・
スバルは、エキドナに促されるまま手を伸ばす──
スバルにとっては「死に戻り」を話せる唯一の相手であるエキドナ。
今回、墓所へ来る際も、エキドナに助言をもらいに来たのだから。
そのエキドナにいつでも相談できるのは、スバルにとって精神的支えになるだろう。
これまで、一人で思い悩んでいたスバルにとってはありがたい申し出なのだ──
いや、それより何より、契約が結べそうと分かると、喜ぶエキドナがかわいらしい・・・
こんなに喜んでもらえるなら・・・
と、つい契約したくなる(苦笑)。
その契約、待った!
エキドナと契約を結ぼうとするスバル。
そこへ、憤怒の魔女ミネルヴァが現れる。
理由もない悪ふざけをする、性悪なのよ、この子!
-中略-
大体、契約した場合の不都合なことは、何も聞いてないでしょ!
by 憤怒の魔女ミネルヴァ『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ37話
私でも(苦笑)、もう少し確認しないととまずいのでは、と思ったエキドナとの契約。
エキドナのことも魔女との契約もよく知るミネルヴァが、堪えきれずに出てきた!?
行動は無茶苦茶だけど、やはりいい魔女?
ミネルヴァにとって利害関係のないスバルに警告している?
こういう時の警告は大きく2パターン。
- 自分に取って不利益になるから妨害目的
- 善意で注意
ミネルヴァは明らかに
でしょう。前回の茶会でも、ミネルヴァはスバルを助けました。(34話)
ミネルヴァはこじれてはいますが、悪い魔女ではない。
初登場シーンも、今回のための布石だったかも。
ミネルヴァの突っ込みに、エキドナは冷静に答える。
エキドナがスバルに知見を貸す対価として求めるのは「スバルが体験した全てを味合わせて欲しい」?
どういうこと??
エキドナと感覚を一体化でもするの?
むしろ、大事なのは、それによってスバルの何が失われるのか?
スバルの感覚が失われるのか?感情が失われるのか?
いや、それでは、エキドナがスバルを存分に楽しめなくなる・・・
まだよく分からない・・・
エキドナは何かを隠している!?
ミネルヴァだけでなく、墓所でレムを見せた、色欲の魔女カーミラも登場。
エキドナは、ウソはついてないけど、多くを隠していると言う。
全部本当だけど、全部言ったわけじゃないよ。
エキドナちゃん、ウソは言ってないけど、隠してること一杯だよ。
by 色欲の魔女カーミラ『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ37話
憤怒の魔女ミネルヴァは義憤に駆られて、警告に来たことはなんとなく分かります。
が、色欲の魔女カーミラまでなぜスバルを助ける行為を?
理由は分かりませんが、カーミラのセリフをミネルヴァが否定してないことから、カーミラが真実を言っていることが想像できます。
・・・・・
カーミラ曰くエキドナは「ウソはついてないが、言ってないことがある」という。
なんだかクイズみたいになってきたぞ(苦笑)。
「隠している」ことではなく「契約すると、何が問題なのか」を教えてくれ。
他の魔女の邪魔をしてはいけない縛りでもあるのか??
解決できるが、プロセスに問題?
続いて登場したのは、怠惰の魔女セクメト。
セクメトは、目的は叶うが「最後には」と意味深なことを・・・
君がボクと契約したあかつきには、ボクは必ずや、君を君の望む未来へと連れて行く。
by エキドナ『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ37話
エキドナさんの心強い宣言!
ところがすかさず・・・
「最後には」って枕詞が必ず付いてくる約束さねぇ。
by 怠惰の魔女セクメト『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ37話
怠惰の魔女セクメト初登場!
「最後には」ってことは、途中段階がスバルが望むようにはならない!?
いや、そもそも怠惰の魔女セクメトが、スバルを助けるのが意味不明。
理由が分からなければ信じて良いのか分からない・・・
だけど、信じる信じないは関係ない。
「最後には」って言葉には、エキドナに確認すべき事柄を気付かせてくれた。
にしても「この場の公平性を保つため」「あの子への義理は果たす」と何だか意味深なことが気になる(苦笑)。
考える間もなく、傲慢の魔女テュフォン、暴食の魔女ダフネも現れる。
彼女たちは、エキドナの契約について助言はしない。
最善の道ではない方法で最善の未来へ?
魔女達の助言により、スバルがエキドナに問う。
エキドナが言う、最善の未来への道のりは、スバルが思う最善の方法ではないことが判明。
お前の協力で最善の未来にたどり着くのは、最善の道を通ってか?
by スバル『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ37話
望む未来を掴むためなら、その道のりで出る犠牲は許容する。
それが君の覚悟ではなかったのかな、ナツキ・スバル。by エキドナ『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ37話
エキドナはロズワールと同じ!?
目的の為なら、犠牲はやむを得ない!?
目的の為なら多少の犠牲はやむを得ないのは、現実世界でもありえること。
問題なのは、許容するその度合い。
ロズワールは極端。
目的達成以外は、何もいらない極論。
果たしてエキドナはどの程度なのかが、問題だと思うのですが・・・
なんだか、ロズワールと同じ香りがするのは気のせいですかね(苦笑)。
エキドナには感情がない?
スバルは、エキドナの態度が作られたものだと見抜く。
エキドナ、お前は他人の感情が理解できない奴なんだ。
by スバル『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ37話
エキドナはこれまで何度かスバルの前へ姿を現した。
心の底では何を企んでいるのか分からない面はあったものの、スバルと話しているのは楽しそうでした。
スバルが何を以て、エキドナを見破ったのかは分かりません。
が、スバルが言うには、どうやらエキドナは他人の感情が理解できず、感情がない?!
指を鳴らした後のエキドナが本当のエキドナ?
あのスバルの前で見せた喜怒哀楽が演技だったとでも言うのでしょうか?
エキドナの興味はスバルではなく「死に戻り」
エキドナはスバルの権能「死に戻り」で何度も世界をやり直せることに、目を付けていた。
自分の好奇心を満たすために・・・
考えてもみてくれ。
君が持つ「死に戻り」、それは凄まじい権能だ。
その真の有用さを君は理解できていない。自分の望む結果に至るまで、幾度でも世界をやり直せる。
それは、探求者にとって究極の理想の体現だ。
by エキドナ『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ37話
ボクもまた君の望みを叶えるために、存分に知恵を貸そう。
その過程で生まれる様々な結果こそがボクの好奇心を満たすことに大いに貢献してくれることを期待する。
by エキドナ『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ37話
エキドナが興味を持っているのは、スバルそのものというより「死に戻り」能力。
スバル自身にも興味はあるようだが、スバルが成そうとしていること、スバルが助けたいと思っている人達には、全く興味なし。
ただ、己の好奇心を満たすために「死に戻り」を使ってスバルや世界を観察したいのです。
これが、スバルが言う──
おまえは、俺を利用するのか・・・
by スバル『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ37話
スバルでなくても、エミリアでもいい。
エキドナは、スバル達がやろうとしていることに共感して、協力するわけではないのです。
ましてや、スバルのことを好きで、スバルの力になりたいわけでもない。
まさに、スバルを利用したいだけ。
極端な言い方をすると、スバルで遊びたいだけなのです。
この辺から、スバルは「エキドナには感情がない」と見抜いたのかもしれないですね。
感情があれば、他人をこんな風に考えられませんから。
エキドナの原動力は好奇心?
エキドナがベアトリスに約束させたのも、スバルと契約を結ぼうとしているのも、好奇心を満たすため。
君は大きな勘違いをしている。
ボクは、禁書庫を「その人」に渡すためにベアトリスに約束させたわけじゃない。
ボクの目的はそんなことじゃない。
ボクはね、ベアトリスに「その人」を待つように約束させて、あの子が誰を「その人」に選ぶのか、それを知りたいんだよ。
by エキドナ『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ37話
エキドナがベアトリスと契約したのは、禁書庫を守るためでも、ベアトリスに生きる目的を与えるためでもなかった。
ベアトリスに、存在するかも分からない「その人」を待つように言い、どう行動するかを見たかっただけなのだ──
エキドナは好奇心が原動力。
憤怒の魔女ミネルヴァが言っていた「理由もない悪ふざけをする性悪」も納得。
つまり、スバルとの契約も──
エキドナは、スバルの行動の先に興味があるだけ。
エキドナは、自身の好奇心を満たしたいだけ。
好奇心を満たすなら、契約相手はスバルでなくてもいい。
ただ、今一番興味があるのがスバルなのだ。
スバルが、死に戻りで世界を何度も試せるなら、無限の可能性がある。
エキドナの好奇心を満たすには格好の対象なのです!
スバルが選んだのは精霊
エキドナの答えを聞き、スバルは魔女ではなく精霊を選ぶ。
スバルはエキドナとは契約をせず、ベアトリスを救うことを選択。
ベアトリスを救うために「その人」になるのか、新たな契約を結ぶのか・・・
「消えた世界」での出来事を含め、要所要所で心の支えになってくれていたのはベアトリス。
今度は、スバルがベアトリスを助ける役目なのです。
決めたよ。
俺はあの子の手を取る。
おまえとはいかない。by スバル『Re:ゼロから始める異世界生活』TVアニメ37話
スバルが、エキドナとの契約を断り、ベアトリスの手を取ることを宣言した矢先、7人目の魔女が現れた──
第37話
「魔女たちの茶会」
死に戻リスト
やはり前話でスバルの目から光りが消えたのは死。
スバルは聖域に来てから5度目の死を迎え、6th周回に入りました。
6th周回はほぼエキドナの精神世界での出来事なので先は読めず。
あの魔女登場でやはりバッドエンドになるのか・・・
おわりに (アニメ『リゼロ』37話とは)
「死に戻り」すると「なくなる世界」。
決してスバルはないがしろにしてきたわけではない。
だけど真実を知らない仲間はどう思ったか・・・
考えなかったわけではないが、どうしもようもない。
聖域を離れた後エミリアがどうなったかを知った後だけに、ショックが大きくなっている展開が憎し!
後半は、思いも寄らなかった魔女”たち”の茶会。
初登場シーンの魔女たちは、如何にも危ない魔女だった。
一番マトモに見えたのが強欲の魔女エキドナ。
ところが、今回はその逆!?
エキドナが悪だくみをしているのを、他の魔女が防ぐ!?
なんとも物語の積み重ね方が巧みです!
・・・・・
37話で、原作12巻最後まで描かれました。
第四章の原作は15巻までなので、ちょうど折り返し地点。
第四章 原作巻数 | アニメ話数 | |||
第10巻 | 第27話 | 第28話 | 第29話 | 第30話 |
第11巻 | 第31話 | 第32話 | 第33話 | 第34話 |
第12巻 | 第35話 | 第36話 | 第37話 | |
第13巻 | 第38話 | |||
第14巻 | ||||
第15巻 |
2期1話(第26話)は、原作では第三章に当たるため記載してません
これまで4話/巻ペースで来てましたが、12巻は3話でアニメ化。
直近3話が情報過多に感じたのはそのせいでしょうか。
カットされた箇所が気になります。
原作を早く読みたい!
#原作未読
#進行状況確認のためチラ見。
原作を読んだ時にはレビューします!
・・・・・
さて、次週第38話で、2期分割2クールの前半が終了。
エミリアと聖域、そして屋敷も救うと決意をしたが光明が見えない状況。
前半の最終回では、少しは希望を見せてくれるのでしょうか。
いや、見せて欲しいですね!
以上、TVアニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』37話の感想でした。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
38話のレビューも書いているので良かったご覧下さい。
ではでは。
私ならあのレムに完落ちしてました(苦笑)
関連記事
アニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』関連のレビューは他にも書いてます。
良かったらご覧下さい。